第四章 ダークサイドオブ嫦娥
第3話 月での合流
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勇美、鈴仙、ヘカーティアの今後の方針は決まったのである。後はそれぞれが成すべき事を成すだけであろう。
そうして決心を決めている者の一人である勇美に対して、依姫から声が掛かってきたのだ。
「勇美、ごめんなさいね。貴方は私と一緒に戦いたかったでしょうに……」
「依姫さん……」
勇美の心境を見事に依姫に指摘されて、勇美はどこかいたたまれない心持ちとなるのであった。
そんな勇美に対して、依姫は言葉を続ける。
「でも、甘えてはいけないわ。勇美、ここが正念場よ。そして、私は貴方を信じている」
「……はいっ!」
その依姫の言葉に勇美は自身の背中を押されるような心強さを感じるのだった。
依姫にはその能力のみならず、このように優しさと厳しさを併せ持った心がある事に一番勇美は惹かれていったのだと、今一度再確認するのだった。
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