第四章 ダークサイドオブ嫦娥
第1話 新たな修行風景
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冷静にヘカーティアの応対を待つ事とする。そんな勇美に対して、ヘカーティアは明鏡止水の如く落ち着き払った態度でこう告げるのだった。
「ああ、最高だよ。ノーパンの状態で審判を務めるのはな♪」
そうヘカーティアは言い切ってしまったのであった。
そう、今しがた審判を務めたヘカーティアの異界の体は、ショーツを身に付けておらず、スカートの中は口にするのもはばかられる状態であったのだ。
これは、勇美の提案だったりする。弾幕ごっこが風を切る戦闘の場で、大切な物を身に付けないで立ち会ったら、どれだけ背徳的な快感を享受出来るだろうかという勇美の野心から来るものであったのだ。
勿論、勇美は依姫に止められている為にノーパンになろうとはしないのだ。先の月の異変解決の旅では散々脱ぎたがっていたが、あくまであれは戯れに過ぎないのである。なのである。
だから、勇美はヘカーティアにその禁断の果実の味を味わってもらい、その感想を聞く事にしたのであった。
だが、ヘカーティアとてそのようなアブない状態で戦うのは避けるべきであった。ましてや彼女のスカートは平均値から見ても短い部類なので尚更でなのだ。
だから、ここで勇美はヘカーティアの特性に注目したのである。さすがに戦いに参加する体にはパンツを穿いてもらうが、審判に徹し、激しい動きをしない体には穿かせないという発案を思い付いたのである。
そして、ヘカーティアはそれを実行して……今に至るという訳であった。
「で、ヘカーティア様はこいつをどう思いますか?」
「すごく……刺激的だな。女神人生ン千年の私とて、こうも充実したスパイスを堪能出来たのはそうそうないよ」
「それは良かったです。私の憧れですからねぇ。せめて言葉だけでも味合わせて下さいね♪」
ここに依姫か鈴仙がいれば『そんなモノに憧れるな』というツッコミが入るのあるが、だが現実は非常であったのだ。
だが、運命というのはどこかに救いがあるものであるのだ。今回もその事が証明される事となるのだった。
「はいはい、お二人さん。いや、この場合四人か。それはさておきボケが流れっぱなしになっていますよ」
そう言ってこの場に入って来たのは純狐であった。そして、隣にはメディスンもいたのである。
何故、このような強大な力を持った神霊と、妖怪の新参者が一緒にいるのか、それは彼女達の境遇が原因であった。
二人とも、その内容には雲泥の差があれど、両者とも復讐に身を置く立場であるからというのが理由なのだ。
そして、純狐はメディスンが人形解放を目指す事は諦めていないものの、自身の力を磨く事を復讐にするという建設的な方針になっている事を幻想郷で聞きつけたのである。
その後、純狐はメディスンに近付き、友好的に接する事を始めたという訳なのだ。そうする事で、自身の能力で泥
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