暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
Mission:16 帰投そして…
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、最後に慰めの言葉でもかけてくれたかもしれないが、付き合いが浅いリディプス大佐にそれを期待するべきではないだろう。

「エックス…お疲れ様」

エックスの様子に気付いて隣で微笑むルインにエックスも微笑を返す。

「(しかし…ミサイルの弾頭に使われていた超フォースメタルはどこに消えたんだろうか…?)」

イプシロンやスカーフェイスの発言から考えると、イプシロン達は自分達がミサイルの超フォースメタルを回収したと思いこんでいたようだ。

ならばミサイルの弾頭の超フォースメタルを回収したのがリベリオンではないのならば、一体誰が超フォースメタルを回収したのか?

それがエックスの最大の疑問であった。

そしてエックス達とレジスタンスが無事に帰還した後、イプシロンを倒し、リベリオンを壊滅させたという報せは総督府からすぐにギガンティス全土に行き渡った。

「本部に戻るのは3日後にしてもらったぜ」

「え?」

帰ってきてメンテナンスベッドに放り込まれたエックス達にルナがそう言い放つ。

「エックス達のダメージを調べた結果、アーマー、内部機関が酷い有り様でな。精密検査その他諸々で、本部に戻るのは3日後だとシグナス達に伝えておいたから、リディプス大佐の飛行艇も3日後の早朝辺りに迎えに来る。だからメンテナンスが終わったらギガンティスのみんなに挨拶でもしてきな。」

「ルナ…ありがとうね」

ルナの気遣いにルインやエックス達は笑みを浮かべる。

「それじゃあみんな、メンテナンスをするからスリープモードに切り替えてくれや」

【了解】

全員がスリープモードに切り替え、眠りについた。

「ふうむ、ルインは人間素体型レプリロイドじゃと聞いてはいたがこれは凄いのお。人間の肉体の性質を持っておるためか、体内のナノマシンによる自己修復能力を飛躍的に高めておるんじゃな」

「資料によるとそういうことになるらしいぜ、知り合いの天才が記した奴だから信憑性は高い」

今まで酷いダメージを受けても助かったのは戦闘型レプリロイドの頑強なボディもそうだが、レプリロイドと人間の回復力が合わさったからだとも言える。

「ルインもそうじゃが、エックスもゼロも遥か昔の未知の技術で人間に造られたレプリロイドなんじゃな。儂もまだまだ人間から学ばねばならないことが沢山あるグワ…ともかく、これで何とかカタがついたグワな…。初めてエックス達と会った時、わしは争いごとに巻き込まれるのが何よりも嫌じゃった。じゃが、逃げ回るだけでは解決しないことがあるのを、知ったグワ…。わしの技術がエックス達の戦いに役立ったことを、今は素直に喜べるよ」

いつも頑固なガウディルが恥ずかしそうに言うのを見て、ルナは笑みを浮かべた。

3日後、精密検査を終え
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