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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
Mission:16 帰投そして…
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かは後世の歴史だけが決められることだとスカーフェイスが言っていたのを思い出した。
「理屈じゃないんだよ」
「アクセル?」
「誰にも分からないんだよ。何がどうしてイレギュラーになるかなんてさ……」
「………」
「例え間違った道であったとしても僕はイレギュラーハンターとしてあり続けるよ。今まで倒してきたイレギュラー達からしたら単なる自己満足に過ぎないだろうけど、それでもイレギュラーハンターとして100年間ずっとイレギュラーと戦い続けて来たプライドがあるからね」
「…そっか。やっぱり凄いねアクセルは…私もそう言う風に思う事が出来たら良いんだけど」
どこか寂しげに微笑するルインに対してアクセルも苦笑しながら、イプシロンとスカーフェイスのDNAコアを回収した。
全員が考え方はどうあれ、ギガンティスの未来とレプリロイドの未来のために戦い続けた戦士達に黙祷を捧げた。
「…ん?」
足音に気付いて振り返るとマッシモは目を見開き、マッシモの様子に気付いたエックス達も後ろを振り返る。
「あ、あの人は…」
シナモンが驚きながら口を開き、そこには緑色の軍服を思わせるアーマーを纏ったレプリロイドが真っ直ぐエックス達の方へ歩いてくる。
「リディプス大佐…!」
それはエックスとゼロ、ルインの上司であり、3人をギガンティスへ送り出したリディプスだった。
「超フォースメタルの反応をキャッチして来たのだが…超フォースメタルはどうなった?」
「はい、イプシロンが所持していましたが…回収しました」
エックスは躊躇わずリディプスにイプシロンの超フォースメタルを渡した。
「これが…」
リディプスはしばらく手の中にある超フォースメタルの黄金の輝きを見つめていたが、やがてリディプスは改めてエックス達に向き直り賞賛した。
「今作戦において、諸君らの働きは見事だった!作戦を指揮出来たことを名誉に思うよ、エックス。レジスタンスの諸君も協力に感謝する」
そうしてリディプスは敬礼し、5人のイレギュラーハンターとレジスタンスの協力者達に最大の敬意を表した。
「ありがとうございます」
エックスも傷の痛みのせいか、リディプスにゆっくりとだが敬礼した。
「それでは諸君、基地に戻っていたまえ」
リディプスはエックス達の態度に満足したように頷くと、さっと踵を返した。
「すぐに迎えの飛行艇を来させよう」
これでギガンティスの戦い全てが終わったのだ。
エックスは複雑な表情を浮かべながらここから去っていくリディプスの背中を見ていた。
いくら上司から賛辞を受けてもエックスの心は少しも晴れない。
シグナスや今は亡きケインのようにエックスをよく知っている上司達なら
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