暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
Mission:15 玉座
[10/11]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話

「放てルイン!!」

「喰らえイプシロン!これが私の放てる最高の技だ!裂光覇!!」

極限までエネルギーを収束させた拳を地面に叩きつけると、滅閃光を遥かに上回る威力と貫通力を持つ光がイプシロンに降り注ぎ、バリアに亀裂が広がる。

ルインは損傷に構わず両腕にエネルギーを収束させた。

「ダブルアースクラッシュ!!」

両の拳から放たれたアースクラッシュがイプシロンのバリアを粉砕する。

反動によってルインの右腕が粉砕され、無事だった左腕に亀裂が入る。

「馬鹿な!?」

「エックス!!」

「チャージコレダーーーーッ!!」

無防備なイプシロンのボディにコレダーのエネルギーを叩き込む。

「ぐあああああああああっ!!」

流石のイプシロンも効いたらしく、勢い良く吹き飛ばされて壁に叩きつけられた。

「はあ…はあ…」

流石に限界なのかエックスのハイパーモードが解除されてしまう。

「(何と言う威力だ。まともに受ければこれ程の威力とは…だが…)我は…負けぬ!!」

全身に走る激痛に耐えつつも無理矢理に立ち上がり、超フォースメタルのエネルギーを圧縮させる。

「受けよ!ノヴァインパクト!!」

イプシロンの超フォースメタルの超圧縮エネルギー弾がエックスに迫る。

「っ!!」

「エックス!!」

ルインの声に振り返ると、ルインが残った左の拳を構えながら前に出て、彼女の考えを理解したエックスも頷いてバスターを構えた。

「裂光覇っ!!」

「チャージショットっ!!」

かつての戦いでエックスとゼロが使った合体攻撃。

エックスの放ったチャージショットに裂光覇のエネルギーが吸収されていき、強大な一撃となってイプシロンのエネルギー弾と激突し、相殺された。

そしてルインの左腕も砕けてハイパーモードが解除された瞬間、エックスの手にルインのセイバーが渡され、エックスはダッシュでイプシロンとの間合いを詰めた。

「行けーーーっ!!」

「うおおおおおおっ!!!」

今の自分が出せる一撃をイプシロンに喰らわせ、セイバーはイプシロンの胴体に深い裂傷を刻んだ。

「エックス!ルイン!!」

「あ…っ」

「イプシロンが…」

エックスがイプシロンに致命傷を与えたのと同時にゼロ、アクセル、マッシモ、マリノ、シナモンが到着した。

「みんな…無事だったんだね…」

「ああ、ナインテイルズも、ラフレシアンも、ダックビルモールも片付けたよ。」

「プレオンはマッシモさんが殆ど倒してくれました。残りはレジスタンスの皆さんが相手にしています。」

「そう…」

安堵の笑みを浮かべると、ルインはイプシロンを見遣る。

「ぐっ…ナインテイル
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ