暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
Mission:15 玉座
[7/11]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
焦げ、マントに隠されていたイプシロンのボディが露になる。

イプシロンのボディは完全ではなかった。

超フォースメタルのエネルギーがアーマーから漏れており、背部のユニットからは無数に伸びたコードの束がある。

まるで無理矢理接続を引き千切って出てきたかのような姿だった。

「未完成なのにあの強さなの…!?」

「気をつけろ、奴の強さはまだ未知数だ」

エックスは警戒しながらコレダーを構え、ルインもまたアルティメットセイバーを構えた。

「シェルバスター!!」

「温いっ!!」

ショットはイプシロンの掌によって掻き消された。

しかし、一瞬の隙を突いてルインがホルスターに収められたセイバーを2つ同時に抜き放った。

「ダブルチャージセイバー!!」

チャージセイバーの2連発。

負担は凄まじいが、高い威力を誇るチャージセイバーを同時撃ちし、イプシロンの胴体に傷をつける。

「フェイタルアタック!!」

しかしイプシロンも負けてはおらず、追撃を繰り出そうとするルインに鋭い蹴りを繰り出して吹き飛ばす。

「シェルバスター!!」

ジャンプで空中に移動していたエックスがショットを放つ。

完全に不意を突いた一撃でイプシロンにはスカーフェイス程のスピードはないと判断したのだが。

「舐めて貰っては困る」

イプシロンは巨体からは信じ難い身のこなしでエックスが死角から放ったショットを簡単に回避して見せたのだ。

「なっ!?」

「ドギガサンダー!!」

広範囲に落ちる雷を受け、エックスは地面に墜落する。

「この…アースクラッシュ!!」

「メタクラッシュ!!」

高エネルギーを纏った拳がぶつかり合うが、力負けしたのはルインの拳だ。

ルインの拳から腕にかけて亀裂が入っていく。

「ーーーーーーっ!!」

腕を押さえて声にならない悲鳴を上げるルイン。

ルインのアースクラッシュの威力は決して低くはない。

しかし超フォースメタルの力を持つイプシロンを前にしては力不足過ぎるのだ。

「打ち砕いてくれる!!」

再びメタクラッシュを繰り出そうとするイプシロンだが、エックスが間に割り込む。

「チャージコレ…」

「させんっ!!」

必殺技を繰り出そうとするエックスだが、イプシロンに腕を掴まれ阻止されてしまう。

「っ!!」

「その技は相手に接触しなければ使えん。ならば、腕を掴んでしまえば使うことは出来ん。」

イプシロンがエックスの腕を握り潰そうと力を込める。

「ぐああああっ!ぐっ、シェルバスター!!」

激痛に思わずエックスは叫ぶが、何とか痛みに耐えながらシェルバスターを放つことに成功する。

「ぬっ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ