暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
Mission:15 玉座
[5/11]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
らず、エネルギーが減少するどころか増している。

これから繰り出すエックスの一撃は凄まじい威力を誇るものだろう。

生半可な威力ではないのは見て分かるが、しかし避ければ確実にイプシロンも受ける。

スカーフェイスも超電磁ブレイカーを中断し、吸収したエネルギーも全てツインビームランスに収束させていく。

「チャージコレダー!!!」

「プラズマボール!!!」

スカーフェイスの全てのエネルギーが込められたプラズマ弾にエックスが突撃し、大爆発を起こす。

しかしレイジングエクスチャージの力で護られたエックスがプラズマ弾を突き破り、コレダーでスカーフェイスの胸を貫いた。

「勝った…」

「我が力…及ばず…」

ルインが目を見開きながら呟き、コレダーに貫かれたスカーフェイスは途切れ途切れに言った。

コレダーで貫かれたスカーフェイスはよろめきながらエックスから離れ、ルインは急いでエックスに駆け寄った。

スカーフェイスは貫かれた胸を押さえながら少しずつ後退していくが、膝をつかなかったのはせめてもの意地か。

「我が力は…貴様に及ばなかったか…だが、イプシロン総統がいる限り…リベリオンは滅びん…リベリオンに…栄光あれ!!」

次の瞬間にスカーフェイスは爆散し、エックスは目を逸らさず見届ける。

忠義に生き、主君であるイプシロンのために信念を貫いたスカーフェイスの生き様を。

「お前の信念…しかと見届けた。…だがスカーフェイスよ。私はここから逃げる気はない!何故ならこれは…我が理想を成すに避けて通れぬ道故。リベリオン総統・イプシロン…参る!!」

エックスとルインの前に立つイプシロンの掌から超フォースメタルの光が放たれた。

「何てパワーなの…これがイプシロンの超フォースメタルの力…!?」

「しかし、怯んでばかりはいられない!行くぞルイン!!」

イプシロンから放たれる威圧感にエックスとルインは息を飲んだが、すぐにルインはハイパーモードを発動させ、エックスはゲインHYPERを使用してエネルギーを回復する。

「行くぞ!!」

「ここまで来たら出し惜しみなし、ハイパーモード・OXアーマー!!」

エックスはコレダーを、ルインは拳を構えてイプシロンに突撃する。

「Xコレダー!!」

「チャージナックル!!」

2人の攻撃がイプシロンに迫るが、イプシロンは動くそぶりすら見せず、2人の一撃がイプシロンに叩き込まれる寸前。

「甘いわ!!」

イプシロンの周囲にエネルギーバリアが張られ、エックスのコレダーとルインの拳を弾いた。

「なっ!?」

「バリア!?」

「超フォースメタルが常時発する強大なエネルギーはそれ自体が強固なバリアとなり、その程度の
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ