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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜赤き弓兵と青の槍兵
本編
十九話〜公開意見陳述会(中編)
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納得はしていないみたいだが、返事はしてくれた。
と、その時だった。こちらに向けたエネルギー弾が発射されるのが見えたのは。
[sonic move.]
咄嗟にエリオとキャロを守る。
煙が張れるとそこにいたのは……
「戦闘、機人……」
それも二人。ここは……
「エリオ、キャロ、二人は先に行って」
「でも……フェイトさん一人でなんて……」
「……わかりました。フリード!」
キャロは渋ったがエリオはわかってくれた。
「エリオ君、どうして……?」
「アウトレンジから狙える相手がいるのに空戦のできない僕たちがいたらフェイトさんが全力を出せない。だったら当初の目的を完遂することを優先するのが僕たちのやるべきことだよ」
エリオ、だいぶ視野が広くなって戦術思考もいい感じになってきたね。
あっちはエリオに任せて、私はこの二人に集中だ!
「バルディッシュ、サードフォーム!」
[zanber form.]
そうして私は戦闘態勢に入った。
side ヴィータ
打ち合いを初めていくらかした時、
「む、オーバーSが動き出したようだな……ここまでか。撤退するぞ、アギト」
ゼストがユニゾンを解いた。
(ヴィータちゃん!)
リインが何かに気が付いたのか、話しかけてくる。
(なんだ?)
(シグナムがこっちに向かっています!)
よし、二人掛かりならこいつを捕まえられる!と、思った時だった。
(ヴィータちゃん、上です!)
リインの言葉に上を見ると、
「てめえらだけは、ここで落としていく!!」
さっきの融合機が特大の火炎弾を放とうとしていたところだった。
「くそっ!」
迎え撃つために一瞬ゼストから意識が離れた。その時
[Full Drive start.]
ゼストのデバイスが話すと、一足で距離を詰められた。
攻撃を受け止めるが、
「はあああああああ!!!」
「くっ、うわあああああ!!」
アイゼンは破壊され、吹っ飛ばされてしまった。
「くそっ、待ちやがれ……」
立ち上がり、追いかけようとするが、
「えっ?」
突然ユニゾンが解除された。
「リイン?おいリイン!?」
反応がない。なんで……
「しっかりしろ!リイン!」
あたしのむなしい叫びだけが虚空に響いていた。
side シグナム
「むっ、アレは……?」
ヴィータの増援に向かっている最中、進行方向から向ってくる影が。
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