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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜赤き弓兵と青の槍兵
本編
十八話〜公開意見陳述会(前編)
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青いやつ。タイプゼロも出来れば捕獲、だろ?」


もう一人、ボードのようなものを持った少女が現れ、そんな会話をしていた。


「ほう、おめーらが戦闘機人、ってやつか。ずいぶんと舐めたこと言ってくれるな」
「この状況でもそんなこと言えるッスか〜?」


彼女の視線の先には、


「くっ……」


多数のスフィアに囲まれたティアナ、エリオ、キャロが。


「人質のつもりかね?無駄だよ」
「アンタ仲間をずいぶん簡単に切り捨てるッスね〜」
「切り捨てる?違うぞ。なぜなら……」


そう言い放つとスフィアは全て砕け散った。


「なっ!?」
「この子たちはそんなもので捕えられるような訓練をしてはいないからな」


スフィアを破壊したのはティアナとエリオ。攻撃に対する防御は全てキャロが行うコンビネーション。この子たちも強くなったものだ。


「士郎さん!」
「ティアナ、こいつを頼む!」


そういって私が投げ渡したのは赤い宝石。


「これは……!」
「なのはに届けてやってくれ。ここは私が抑える!」
「おいおい、てめーだけかっこつけんじゃねえよ。俺も残る。エリオ、こいつらを任せるぜ」


ランサーはエリオに複数のデバイスを渡していた。


「逃がすかよ!」


ロータリーに向かったスバルたちに向かって行こうとする赤い髪の少女を、


「行かせてやると思うか?」


剣を銃に切り替え、魔力弾を浴びせる。


「くそっ!」


直撃は免れたようだが、ダメージは通った。が、やはり魔導師としての私は火力がない。


「さて、やるとしますか!」


軽い口調で言うランサー。戦闘機人がどのくらい強いのかはわからないが、負けてやる気はない。
そんな感じの言い方だった。


ここに、本日二度目の戦闘が始まった。



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