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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜赤き弓兵と青の槍兵
本編
十八話〜公開意見陳述会(前編)
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一つ俺に襲われてみるか?」
「え、え、え、ええ!?」


え、ちょっと、それは……つまり……


「冗談だ。さっさと寝ろよ」


それだけ言って寝てしまった。


「ほんと……意地悪なんだから……」


そう言いながらも私の頬は緩んでいた。




side ヴァイス


現場に着いてヘリの整備も終わり、一息ついたときだ。


「ん?」


人が近づいてくる気配がしたのでドアを開けると、


「お?どうしたよ?」


ティアナの姿があった。


「警備部隊の方からお茶の差し入れをもらったのでお届けに来ました」
「お、いいねぇ。ありがとよ」


お茶を受け取る。


「連中はどうしてる?」
「警備の端の方ですので、交代でのんびりやってます」
「そうか」
「あの、ご一緒してもいいですか?」
「おう」


そういって隣に来たティアナはなにやら重苦しい雰囲気だった。


「あの、失礼だとは思うんですけど、ヴァイス陸曹の事、調べさせてもらいました」
「はあ?なんだそりゃ?」
「数年前まで、エース級の魔導士だったって……」


エース級、ねぇ………


「エースなもんかよ。俺の魔力値なんざ、お前の半分、旦那たちの3/4ねえんだぞ?」
「それでも、アウトレンジショットの達人で、優秀な狙撃手だったって……」


全く、こいつは……


「昔がどうであれ、今の俺は六課のヘリパイロットだ。おまえが聞いて参考になるような話はねえぞ?それに、お前はそんなことに構ってる場合じゃあねえだろ、またミスショットで泣いても知らねえぞ?」
「すみませんでした。気を付けます」
「わかればよし。もう行きな」


ティアナが戻っていった後、ヘリの中に戻った。


「昔の話さ、そうだろ?ストームレイダー」
[I think so.]


そう、昔の事なんだよ……


side 士郎


開始が一時間後に迫った午後1時になった。


「それじゃあ私は中に入るね。で、どうも内部警備はデバイスを持ち込めないみたいなんだ。だから、レイジングハートをお願いね」
「ああ。承知した」


内部に入ったなのはを見送り、一旦全体で集まるために私も移動せねばな。



………………………………………………………



「始まりましたね………」
「そうだな。なんも起こらなそうだし、「「サボりはダメだ」」………マジかよ」


今朝合流したランサーはまったくもって不真面目だ。と、


(序盤はしかけてこねえよ。来るとしたら終わりが近くなって警備が緩む時だ)


そんな私を見てかランサーは念話を飛ばしてき
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