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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜赤き弓兵と青の槍兵
本編
十八話〜公開意見陳述会(前編)
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その後、寝る仕度も終わり後は寝るだけ、と言うところで通信が入った。


「はぁ〜い、フェイト、こんばんわ。ヴィヴィオちゃんも、こんばんは」
「こんばんは」
「母さん?こんばんは。こんな時間にどうしました?」
「いや、明日の陳述会なんだけどね、私も顔だそうかな〜って。久しぶりに娘に会いたいし」


全く、いっつもこうなんだから……


「明日はクロノも別任務で来ませんし、本局の方もあまりいらっしゃらないそうですよ。それに私は警備任務ですから」
「あ〜ん、フェイトのいじわる〜。ねぇ、ランスさんからも何か言ってくださいよ〜」
「あんまケチケチすんなよ、フェイト。いいじゃねえか、ちょっとくらい」
「よくないよ!母さんは何かと理由をつけてはすぐ見に来ようとするんだから!」
「だ、そうだぜ。リンディさんよぉ」
「も〜、いっつもそうやって………」
「どうしました?」
「ねぇ、フェイト。そこはあなたの寝室よね?」
「そうですが?」


パジャマ姿でいるのだ。当たり前だろう。


「で、どうしてランスさんがここに?まさか……逢引き!?」
「いや、ここ俺の部屋でもあるし」
「ママとパパとわたしのおへやでもあります!」


母さん、思考中…………



思考終了。


「まさか……ねえヴィヴィオちゃん、普段はどうやって寝ているのかしら?」
「こっちのおっきいベッドでママとパパとわたしがねて、あっちのちいさいベッドでフェイトおねえさんとランスおにいさんがねてます」
「………………」
「あのー、母さん?」
「フェイト」


母さんが何時になく真面目な声で私を呼んだ。


「襲われちゃいなさい♪」


と思ったらいきなり満面の笑みで爆弾発言して勝手に通信を切っちゃいました。


「ちょっと何言ってるの!?母さん!?かあさーん!!!!」
「ねえねえ、おにいさん。フェイトおねえさんだれかにおそわれちゃうの?」
「あー、お前にはまだ早い話だ。もう少し大きくなってからじゃなきゃわかんねえぞ」
「むずかしい?」
「そうだな………って、おいフェイト。どうした?」


私の様子を心配して聞いてくるランス。でも私は……


「はうう…………」


ゆでダコと化していた。


「顔が赤いぞ?熱でもあんのか?」


意地の悪い笑みを浮かべ、明らかに理由をわかっていてのこの発言。ほんとにランスは意地悪なんだから……


「おねえさん、ぐあいわるいの?」
「平気だよ。ちょっと驚いただけだから」


そう答えてベッドに入る。十分もするとヴィヴィオは寝てしまった。そうしたらランスが……


「なあフェイト」
「な、なに?」
「ヴィヴィオも寝たし、
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