第四百五十九話 一つになってその六
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「何かとな」
「それもかなり」
「油断したら触ってきかねない」
「この人の場合は」
「触ったらその時は容赦しません」
リリアナの言葉には淀みがなかった。
「その首お覚悟を」
「安心しろ、俺は自分の言ったことは守る」
幸一は不敵な笑みと共に言い切った。
「恭子以外は見るだけだ」
「ジロジロとですね」
「そうだ、リリアナの今日の下着の色は白だな」
「な、何故そのことを」
「さっき見えたからな」
不敵な笑みのままでの返事だった。
「純白が最高だった」
「貴方をここで切り捨てます」
リリアナは顔を真っ赤にして剣を出してきた。
「お覚悟を」
「触っていないぞ」
「だからですか」
「俺は切られる通りはない」
「言いますね」
「当然だ、それならいいな」
「確かに。私も騎士ですから約束は違えません」
リリアナも納得した、それでだった。
剣を収めた、そのうえで幸一に言った。
「下着のお話をもうされないというのなら」
「ああ、言わないぞ」
「それならいいです」
「それじゃあな」
「何か個性的な人達だけれど」
そはらは幸一達のやり取りを見て述べた。
「皆いい人達ね」
「そうですね」
日和はそはらのその言葉に頷いた。
「そのことがわかります」
「色々な奴がいるがな」
氷室も言ってきた。
「確かにだ」
「悪い人はいないですね」
「そうした人達は」
「ああ、むしろ俺よりもだ」
「いや、氷室さんいい人だぞ」
ここでペンギンコマンドからマイケルが言ってきた、他の面々も一緒でそれぞれポーズを取っている。
「凄くな」
「俺達も普通に接してくれていてな」
デニムも言う。
「俺達の歓迎のダンスも笑っていいと言ったしな」
「しかも俺達のスケベ心もいいだしな」
ジムも言った。
「器も大きいぞ」
「一緒に魚も食ってくれたぞ」
ネルソンも言う。
「調理してだけれどな」
「一緒に飲んでもいるしな」
ジェイクは宴の話をした。
「こんないい人はいないぞ」
「他のライダーの人達もだぞ」
ヘンリーは桐生達の話もした。
「俺達も仲間だしな」
「ペンギンでもマッパでも何なくだしな」
ヨーゼフも言った。
「リッツ並にいい人達だな」
「他の皆もだけれどな」
シックスは他の面々の話をした。
「ここに悪い奴はいないぞ」
「ペンギンさん達は身体がちょっと普通と違うペンギンなだけよ」
リッツも言ってきた。
「心はちゃんとした人間よ」
「かなりいやらしくて私の水着姿も見過ぎだけれど」
林檎はそれでもと話した。
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