第二章
[8]前話
お礼を言っている様に見えた、そして彼女と遊びもした。夕方には二匹はもうすっかり仲良しになっていた。
ハールーンはそんな二匹を見て仲間に言った。
「狐もこれからはな」
「家族にするか」
「ああ、そしてな」
そのうえでというのだ。
「これからも二匹一緒にな」
「暮らせる様にするか」
「ああ、そうするな」
こう仲間に話した。
「これだけ仲いいからな」
「そうか、じゃあ一緒に連れて帰ってか」
「女房と子供達にも話すな。今日からお前も家族だ」
「コンッ」
狐は鳴いて応えた、そしてハールーンそれにミハーネと一緒に帰った。
狐は雌でアディーザと名付けられた、彼女の妻も子供達も彼女を受け入れた。そうしてそのうえでだった。
アディーザはミハーネといつも一緒にいる様になった、家でもそうでハールーンに釣りに連れて行ってもらった時もだ。
一緒に仲良くしていた、仲間はそんな彼女達を見てハールーンに話した。
「イギリスでもこんな話あるそうだな」
「そうなのか」
「ロンドンのの保護センターでピクシーって子が猫達に育てられてな」
「それでか」
「ああ、そしてすっかり二十二匹の猫達に懐いてな」
そうしてというのだ。
「その子達の中にいてな」
「暮らしてるのか」
「キャットフード食ってな」
「そうか、うちはキャットフード食ってないけれどな
「いつも一緒だな」
「ああ」
こう仲間に話した。
「今もな」
「そうなんだな」
「狐と猫でもな」
生きものの修理は違ってもというのだ。
「一緒に暮らせるんだな」
「そうだな、じゃあな」
「ああ、これからもな」
「こにつ等は一緒だな」
「そうするな」
二人でこう話してだった。
ハールーンは二匹にそれぞれ一匹ずつ釣った魚をあげた、すると二匹は一匹ずつ仲良く並んで魚を食べた。彼も仲間もそんな二匹を見て自然と笑顔になった。
狐と猫の家族 完
2021・4・23
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