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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
A's編
第六十四話 新たな力の起動 ★
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気配は三人。
うち一人は
「お久しぶりです。グレアム提督」
言葉を発してからゆっくりと視線をグレアム提督に向ける。
そして、グレアム提督の数歩後ろに立っている二人の女性。
リンディさんやエイミィさんが着ている制服とは違う黒い服に、耳に尻尾。
グレアム提督の使い魔か?
「久しぶりだね。士郎君。
今日はどうしたのかな?」
「なのはとフェイトの付添です」
「なのは君とフェイト君の?
ああ、デバイスの修復の件か」
「はい。ところで提督。
後ろの二人は?」
「ん? ああ、初対面だったね。
私の使い魔のリーゼアリアとリーゼロッテだ」
「リーゼアリアよ。よろしく」
「リーゼロッテだ」
会釈をする二人に会釈をし返す。
それにしても二人には警戒されているようだ。
特にショートヘアーの方、リーゼロッテには
会った事はないはずだが、気になる事もある。
彼女達の耳や尻尾を見る限り素体は猫のようだが、我が家の近くにいた猫の毛と色が同じという点だ。
だがこれから会うかもしれない人間の前にわざわざ現れるとも思えない。
アルフのような珍しい毛色の犬が仔犬で出会えば、人の姿をしていても耳や尻尾から正体がばれる可能性が無いとはいえない。
それなら変身魔法で毛の色も変えるだろう。
そんな事を考えていると
「ところで士郎君。
模擬戦をしてみる気はないかね?」
模擬戦?
ずいぶんと唐突だな。
「ずいぶんと唐突ですね」
「何、前から考えていたんだ。
クロノとの模擬戦の記録映像は見せてもらったが、もっと君の実力を知りたくてね。
アースラ内の狭い訓練場などではなく、もっと広いところでどうだろう?
勿論、私やリンディのように君の秘密を知っている者にしか見せないと約束する」
さて、この申し出どうしたものか。
恐らくは俺の事を警戒しているというのもあるのだろうが、俺の実力を測りたいという思惑もあるだろう。
俺の情報はリンディさんからの話とクロノとの模擬戦だけなのだから。
この前のシグナム達の結界を破壊したゲイ・ボルクの一撃は、あくまで一撃の重さであり、俺の戦闘技能はわからない。
しかし
「申し訳ないですが、お断りします」
「そうか、残念だ」
断られるのがわかっていたかのように頷くグレアム提督。
そもそも今の状況でその話を受ける事はできない。
俺という存在は上層部の中ではかなり有名になっている。
その一番の原因はゲイ・ボルク。
時の庭園の時とは違い、アースラの監視があった中での宝具の使用。
そのデータを提出しなければリンディさん達の立場が危うくなる。
俺ともっとも関
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