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SHUFFLE! ~The bonds of eternity~
第一章 〜再会と出会い〜
その十
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るの?」
「はい、女の子の方は柳哉さんの妹さんかと」
柳哉と初めて会った日に見せてもらった画像を思い出す。
「ということはその隣にいるのは」
「柳哉さんのお母様だと思います」
二人のそんな会話を聞きながら柳哉は言った。
「何やってんの。母さん、菫」
「兄さんこそ、美少女を二人も侍らせて何をしているんですか?」
「あら、柳哉。お帰り、と言うのもおかしいかしら」
聞けばどうやら、二人は帰り道で偶然会い、どうせだからと柳哉を迎えに行くことにしたようだ。
「柳哉の母で水守玲亜と言います。息子がお世話になると思うけどよろしくね」
「妹の菫と申します。兄がお世話になります」
「えと、柳ちゃんの先輩で時雨亜沙と言います」
「柳哉さんのクラスメイトでネリネと申します」
自己紹介を終えた四人。ネリネが魔界の王女だという事実に驚いたりといったやりとりが行われる中で、
(この人が……)
亜沙は玲亜の横顔を注視していた。自分の母とよく似た境遇にある人。この人の目に自分はどう映るのだろう。
(でも、これはボクが自分で決めた事なんだから)
軽く頭を振って浮かんだ考えを追い出し、話に加わる。彼女は気づいていなかった。その間、柳哉がずっと自分を見ていたことに。
* * * * * *
ネリネと亜沙の二人と別れ、帰路に着く三人。
「二人とも可愛かったわねえ。ねえ柳哉?」
「亜沙先輩はともかく、ネリネは稟の婚約者候補らしいぞ?」
「婚約者候補、ですか」
二人に説明する柳哉。説明が進むにつれ、二人の顔に驚きと一種の呆れが浮かんでくる。
「確かに稟君は昔から楓ちゃんや桜ちゃんにモテてたけど、まさか神界と魔界の王女様にまでとはねえ」
「天然ジゴロ、というやつでしょうか」
「本人にはそういう自覚は無いようだけどな」
「兄さんとは違って、ですか?」
「お前も言うようになったな……」
兄さんの妹ですから、と笑う菫。しかし、すぐに真顔に戻る。
「それよりも……」
「亜沙先輩のことか?」
「はい」
「うん、何かやけに真剣な目で見られてたわね」
どうやら亜沙が玲亜を注視していたことには三人共気づいていたようだ。
「菫はともかく母さんが気づくとはね」
「伊達にあなた達の母親はやってないわよ」
自慢げな玲亜。とりあえず無視する。照れくさいので。
「どうも魔法関係で何かあるみたいだ」
今朝の騒動と昼休みの出来事を話す。あれほどまでに魔法を嫌うとはよほどのことがあったのだろう。
「そうい
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