暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
Mission:13 スカーフェイス
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に会った時は…必ず貴様を…」

スカーフェイスとプレオン達が転送の光に包まれ、次の瞬間消え、エックスは息を吐いてルイン達の元に歩み寄る。

「みんな…大丈夫か?」

「うん…エックス、お疲れ様…スカーフェイス…強かったね」

3人掛かりで簡単にあしらわれてしまったためか、ルインの表情は優れない。

「スカーフェイス…他の幹部とは桁違いの強さだった。」

「ああ、流石はイプシロンの右腕か…」

不覚を取ったゼロもアクセルに同意しつつも渋い表情だ。

サウススクエアを含めたエアシティにリベリオン兵が1体もいないことを確認してからエックス達は基地に戻っていった。

翌日、スカーフェイスの転送先を割り出すことに成功して全員がモニタールームに集まっていた。

「スカーフェイスの転送ルートを解析した結果、リベリオンの本拠地らしき場所を絞り込むことが出来たんだ。」

「それは本当なの?」

アルの言葉に即座にルインがナナに確認を取る。

「はい、ステルス転送なので、はっきりとは分からなかったのですが…。」

転送ルートを解析して絞り込まれたリベリオンの本拠地らしき場所がモニターに映る。

「グラース氷河…?」

モニターに映るグラース氷河と呼ばれる島に、エックスは疑問符を浮かべながら呟く。

「ギガンティスではレプリロイドの性能テストのために、様々な環境が造られているのだが、オノバン・デザートと並んでギガンティスの過酷な環境と言っていい」

「それでも…行くしかない…みんな、これで最後だ。俺に力を貸してくれ!!」

エックスが拳を握り締めて全員を見回しながら叫ぶと、ルイン達も心強い笑みを浮かべて頷いた。

「当たり前だ。もうあの時のような不覚は取らん」

「最終決戦なんだから、僕も出し惜しみなんかしないよ。だよねマッシモ?」

「あ、ああ…そうだな。マッシモ師匠の意志を継いで、俺は必ずリベリオンを…」

最終決戦だと思うと僅かに震える体だが、マリノが背中をバンと叩いて頼もしい笑みを浮かべた。

「今度はスカーフェイスの時のようなヘマはしないよ。エックス、あんたも派手にやりな!!」

「私も回復能力で皆さんを全力でサポートします!!」

「行こうよ、エックス。大丈夫、全員で力を合わせれば何とかなるよ」

「よし、行くぞ!!イプシロン…決着をつける!!」

エックスとルインが早速転送装置に乗り込んで本拠地に向かったが、それに続こうとしたゼロ達はルナに止められた。

「あのさ、イプシロンと戦うためにはエックスとルインを無傷の状態で送っていくんだ。」

「エックスとルインをか?」

「何でさ?」

ルナの提案にマッシモとマリノが不思議そうにルナを見つめ
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