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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
Mission:13 スカーフェイス
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者のダメージは酷く、スカーフェイスの殺気が消えたのを感じたエックスはハイパーモードを解除した。
スカーフェイスもツインビームランスを収めると、エックスの実力を評価する。
「お前達の言う理想とは何なんだ!?戦わなければ、手には入らない物なのか!?」
「我々は…総統は…争いなど望んではいない!レプリロイド同士が争い、人間を攻撃して一体何になると言うのだ?」
スカーフェイスのその言葉に尊敬していた師をリベリオンに殺されたマッシモが激昂する。
「ふざけるな!争いを生んで、マッシモ師匠を含めた大勢の犠牲を出したのはお前達だろう!!」
「貴様があの勇者マッシモの弟子か、それは貴様らレジスタンスや連邦政府が我らの理想を阻むからだ!邪魔さえしなければ手を出すなと、イプシロン総統に命じられている!ここに来たのは私の独断だ。」
エックスは拳を握り締めながらスカーフェイスに言う。
短時間とは言え交戦したことで僅かなりともスカーフェイスのことを知ることが出来たから余計に聞きたかった。
「戦ってみて分かった。お前は狂ったことに力を振るうようなレプリロイドではないはずだ。そんなお前が何故!?世界中のレプリロイドをイレギュラー化するような、超フォースメタルなんて恐ろしい兵器を!?」
エックスの超フォースメタルを“兵器”と言うことにスカーフェイスは僅かに表情を変えた。
「…兵器?確かに超フォースメタルは使いようによっては兵器としても使えよう。だがな、超フォースメタルは元々、レプリロイドの性能を高めるために生み出された物だ。これを使い、自らの能力を高めていく…。それは我々レプリロイドの…レプリロイドの数ある進化の形の1つだ!!」
「…………」
「レプリロイドは単なる機械か?違う、我々には意思がある!我々には生命がある!人の手による進化は、我々の進化か?」
スカーフェイスの口調は訴えるそれに変わっており、エックスはスカーフェイスの言いたいことが分かる。
レプリロイドは無機物ではあるが、ただの機械かと言われれば断じて否である。
人間と同じ心を持ち、人間の心臓に相当する動力炉、そして遺伝子に相当するDNAデータを持った地球に存在する1つの生命体なのだ。
「だけど…だけどそれは…それは危険だ!もしその進化の先にある物が…イレギュラーだったら…」
「我々がイレギュラーか…そうでないのかは…後世の歴史だけが決められることだ。違うか!?」
「………」
スカーフェイスの言葉にエックスが閉口する。
確かにイレギュラーかどうかは歴史だけが決められることだ。
「……お喋りが過ぎたな。エックス、口惜しいが、貴様は強い。我らの理想を分かち合えんのが残念だよ。ここはひとまず退こう。だが、次
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