暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
Mission:12 FM集積プラント
[5/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
癒されていく。

「う…っ」

「目は覚めた?」

「っ!?あんたは…痛っ…」

身構えようとして激痛に顔を歪めるフェラムを見て、シナモンが慌てて止める。

「動かないで下さい。まだ完全に傷が塞がった訳じゃないんですから」

「あ、あんた…どうして私を…私はあんた達の敵……」

「怪我人に敵も味方もないんだってさ。生憎私達はシナモンに弱くてね」

「シナモンは自分で言い出したことは決して曲げないからな。あんたも大人しくした方がいいぞ」

マリノとマッシモは警戒しながらフェラムに言う。

「それにそんな怪我じゃ、満足に体を動かせるようになるまで時間がかかるでしょ。それにしてもあんた、何があったのさ?そんな大怪我して」

「っ…そうだ…ボロック…あいつ、超フォースメタルを…」

「ボロック?あの丸い奴かい?」

「そうだ…あいつは…超フォースメタルを奪うつもりなんだ…私達の理想のために必要な…」

「…理想?世界中のレプリロイドをイレギュラー化させるためがか?」

「イレギュラー化…?違う…私達は…リベリオンは…そんなこと望んでなんかいない…超フォースメタルは元々、通常のフォースメタルのように…レプリロイドの性能を高めるために生み出されたんだ…超フォースメタルのエネルギーでレプリロイドの性能を高めて…高性能なレプリロイドが増えれば…この世界は…」

「…そのためにイレギュラー化する危険性が高い手段を使うなんて僕には正しいこととは思えないな」

フェラム達リベリオンの理想を聞いてそれが正しいとは思えないアクセルは否定する。

「ぐっ…」

「あ…」

「大丈夫、気絶しただけだ。」

気絶したフェラムをメンテナンスベッドに横たわらせ、シナモンが治療を続ける。

「ボロック…あいつがフェラムを襲って、ミサイルの弾頭の鍵を奪った…一体何がどうなってんの?」

アクセルの呟きはメンテナンスルームの喧騒に消えた。

一方エックス達もルインがレーダーで導き出した最短ルートを駆け抜け、広い部屋に出るとバナリア大砂漠の施設で戦ったボロックの姿を見つけた。

「おい!!」

「ぎょ!?ぎょぎょっ!?(なっ!?は、速い!どうやら奴らの機動力を見くびりすぎていたか…)」

「あなたは…ボロック!!」

「こ、これはイレギュラーハンターの皆さん。お早いお着きでしたな。きょ〜っほっほっほ!!」

「あなた達リベリオンが超フォースメタルで何をしようとしてるのか…全て分かったよ!!」

「だが、貴様らの下らん計画はここで終わりだ。」

「超フォースメタルは…ミサイルは絶対に発射させない!!」

「あなた達の企みは、私達イレギュラーハンターが必ず潰します。」

エッ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ