暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
Mission:12 FM集積プラント
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い気持ちは分からなくはありませんがねフェラム。たった今から総統より緊急連絡でね。エックス達が我々の計画を嗅ぎ付け、このメルダ鉱石プラントにやってきているのですよ。それで、“アレ”の中にある超フォースメタルを回収して撤退することになったのだよ」

「撤退!?」

「イプシロン様は超フォースメタルが奴らの手に渡るのだけは避けたいと、噂通りならルインには探索能力に長けたアーマーがあるらしいので、見つかるのも時間の問題…だからフェラム…お前の鍵を渡してもらおう」

「待ってよ、鍵は私達のボディに埋め込まれていて、簡単には取り出せないようになっているでしょう!?スカーフェイスに確認を…」

満足に動かせない体でスカーフェイスに通信を繋ごうとするフェラムだが、それよりも早くボロックの腕が動いた。

「確認などいらん!鍵をよこせフェラム!!」

ボロックの腕が鍵を埋め込まれているフェラムのボディを穿つ。

「がっ!?う…ああああ…っ!!」

「さあ、鍵を貰うぞ!!」

フェラムのボディから鍵を奪うと、気絶したフェラムを放置して、ボロックは超フォースメタルのある場所に向かうのだった。

そしえボロックがフェラムのボディから鍵を抜き出し、超フォースメタルのある場所に向かおうとした時、エックス達はある場所の小窓付近にいた。

「随分と厳重に守られているな、ルイン。分かるか?」

「うーん、何かなこれ?ミサイル…?ロケット?」

PXアーマーの能力を以てしても良く分からない物体にルインは顔を顰める。

「おい、性能ダウンしてるんじゃないのか?」

「むーっ!!仕方ないでしょ!?何か特殊な磁場が出ていて機能が十全に使えないの!!」

「特殊な磁場…か…強力なフォースメタルによるエネルギーの影響かもしれないな。なら、レーダーで見た内容を画像としてガウディル達に送ってみよう。何か分かるかもしれない」

ゼロの言葉に反論するルインに、エックスがルインがレーダーで見た内容を画像として送ることを提案する。

「博士、これからルインさんが見た物を送りますね」

シナモンがガウディルに通信を入れると、ガウディルからの返答はすぐだった。

『ふむ、解析してみるから少し待って欲しいグワ。ルナも手伝って欲しいグワ』

『へーい』

画像解析が終わるまでエックス達は少しの間だけ待つことになり、しばらくして通信が入った。

「どうだ?2人共?」

『グワ!?こ、これは!!』

『おいおい、マジかよ…』

「え?どうしたの2人共、そんなに慌てて?」

『慌てるに決まってるだろ、そこにある物を知ったらな…みんな、そこにあるのは弾頭に超フォースメタルを仕込んだミサイルだ』

「ミサイルだと!?」

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