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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
Mission:12 FM集積プラント
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シナモンの説明にアクセルが愚痴る。
「後マイナス2〜3℃低ければ確実に動力炉が凍結して機能停止するだろうな」
「ゼロ、こういう時にそんなことは言わないで…よし、PXアーマー。これで中を探ろうか」
冷静なゼロの言葉にツッコミを入れつつPXアーマーに換装して、レーダースコープを起動させながら早く寒さから逃れるために施設の中に侵入したのであった。
一方、エックス達との戦いで逃げ延び、メルダ鉱石プラントに来ていたボロックは、スカーフェイスからフェラムがメルダ鉱石プラントにあるメンテナンスルームにいる事情を聞いて、吹き出しそうになるのを堪えるので必死だった。
「では何です?フェラムは先走ったことをして、しくじった挙げ句、エックス達の仲間にあっさりと返り討ちに遭って重傷を負い、メンテナンスルーム行きというわけですかスカーフェイス?」
スカーフェイスと呼ばれたレプリロイドはフェラムがいるメンテナンスルームを見つめながら頷く。
「エックスの仲間がそれほどの実力とはフェラムも思わなかったのだろう。流石は伝説のイレギュラーハンター達と言うべきか…今回ばかりは相手が悪すぎたとしか言いようがない。フェラムは責められんよ」
「まあ、彼女のプライドは今頃ズタズタでしょうからね」
自分の力を過信していた分、返り討ちに遭い、敵前逃亡をしたという事実は彼女の傲慢なまでに高いプライドをさぞズタズタにしたことだろう。
日頃からフェラムに対していい感情を抱いていないボロックはもし目の前にフェラムを追い詰めたルインやアクセルがいたら感謝の言葉か拍手を送っていたかもしれない。
「ボロック、私は総統の元に戻るが…フェラムと“アレ”のことは任せたぞ」
「分かっておりますとも。“アレ”の鍵はちゃんと持っています。後は時間まで逃げ延びればいいだけです」
「うむ…全ては理想のためにだ…ボロック」
転送システムに向かうスカーフェイスの後ろを見遣りながら、ボロックは内心で歓喜していた。
「(やった!やったぞ!鬱陶しいスカーフェイスはこの場を去り、フェラムはアクセルとルインとの戦いで戦闘不能!“アレ”の中にある超フォースメタルは私の物だ!!)」
ボロックはスカーフェイスの反応がメルダ鉱石プラントから消えたのを見計らい、メンテナンスルームに入る。
「くっ…畜生…あいつらめ…」
メンテナンスベッドに横たわるフェラム。
ルインとアクセルとの戦いで受けたダメージがまだ完全に癒えていないのだ。
「どうもフェラム。随分と手酷くやられたようですね?」
内心でフェラムを嘲笑いながら尋ねるボロック。
「ボロック!ちぇっ、言っとくけどね。あの時は油断したけど今度はあいつには負けない…」
「リベンジした
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