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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
最終章『ふたりで…』
代・表・滅・殺(下)
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ないようにね!!」
「…。」

唖然とする葛城恋。
そこでさらに、俺が追い打ちを掛けてやることにする。

「ま、弟のスキルはアンタの完全上位互換ってワケだな。下位互換の"お兄さん"」

と、たっぷりの皮肉を込めわざわざお兄さん辺りを強めて言ってやった。

「ぐっ…くぅ…ぅぅぅぅ!!!!」

歯ぎしりをし、地面を叩く。
顔は真っ赤になり割れたメガネからは憎悪に満ちた瞳がこちらを覗く。

「何ボサーっとしてんだクソマンコ共ぉ!!俺様を守る壁になれ!仇なすクソ野郎共を殺せ!!俺様は王だぞ!!淫虐王ソロモン=レン様だ!!そんな王が弟に劣るなんて…有り得ねぇんだよォ!!!!」

怒りのままに、そして力の限り叫ぶ恋。
突っ立っていたサーヴァント達はマスターの支持を受け、恋に近付く北斎を止めるべく立ちはだかる。
だが

「いけ!おっきー!!全力で妨害だ!!」

俺の刑部姫がそうさせるもんかよ。

「刑部姫様!!合わせてください!!」
「えっ、もしかして合体技!?」

おっきーの放つ蝙蝠、
それに紫式部がまじないをかけ、さらに自身の周囲に現れた扇を飛ばしていく。

魔性特攻のかかった蝙蝠の一撃はえぐいものとなり、容赦なくサーヴァントに襲いかかる。
蝙蝠達の襲撃、一撃一撃は肉を抉る程に凶悪な威力。
やば…メタルクラスタホッパーかな?紙だけど。
あとそれに合わさって紫式部の援護によりサーヴァント達はたちまち身動きが取れなくなる。

「葵様!」
「分かった!!」

紫式部に呼ばれ、葵がチェーンソーのスターターロープを思い切り引っ張る。
より激しくうなるチェーンソー。そして赤黒いいかにもヤバそうなオーラに覆われ、チェーンソーの刃はより大きく、より危険なものへと昇華される。

「魔性絶対殺すチェーンソー『すみれちゃん』!最大解放します!」

何かの叫び声にも聞こえるエンジン音を響かせるチェーンソー。
葵は思い切り地を蹴って駆け、

「これで…終わりだァッ!!」

すれ違いざまにサーヴァント達をまとめて切り裂いた。

迸る血飛沫。塵となって消え去るサーヴァント達。
魔性特攻のついたチェーンソーは猛威を振るい、一気に10騎以上ものサーヴァントを葬った。

「なんだよ…なんだよこれ!?」

明らかに慌てている恋。
彼の周りにいるサーヴァントはあと5騎。
あれだけいたものは皆、俺達が倒した。
そして、

「…!」
「ここで終わりだ。」

目の前に立っているのは、北斎と舞。
自分が今まで見下し続けてきた2人だった。

「と言いたいところだが…もう時間だ、マイ。」
「時間?」
「ああ、こいつに後おれの分とマイの分で二百発ずつぶん殴ってやりたいケド…どうやらもう
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