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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
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最終章『ふたりで…』
代・表・滅・殺(下)
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物狂いで逃げ出そうとする恋。
しかしどうやら逃げ道は俺達が上ってきたエレベーターのみ。
そこめがけてにげようとしているのだから多分よくある社長しか知らない秘密の抜け道や脱出経路はないもよう。
必死そうだが遅い走りでエレベーターへと駆けるも、
「どこに…!」
後ろの襟を掴まれ、ずいと戻される。
「行くんだよッ!!」
3ケタはありそうなその身体は葵の馬鹿力によって投げ上げられ、恋はデスクに派手にダイブした。
「ひ…ひっ、ひぃぃ!!!」
腰を抜かし後退りながら必死に距離を取ろうとする。
間抜けなことこの上ねぇ。
俺達は今までこんなやつに手こずっていたのかと思うと、悔しくなる。
「守れ!守れマンコ共!!あいつらをぶち殺せ!!俺様を死ぬ気で守れェ!!」
自分が負けるかもしれない。
そういった危機感を覚えるとさっきまでの余裕そうな態度はどこへやら、
焦りきった顔で残りのサーヴァント達に命令を下す。
「…武蔵。」
「何?」
各々が武器をかまえ、主である恋を守るべく立ち塞がるサーヴァント達。
そんな中大和は武蔵を呼び、ある提案をした。
「別にどうということはないが、あいつの令呪は地味に厄介だ。ここで"斬り離す"。」
「ってことは、"アレ"を使うのね。」
「…ああ。」
大和が周囲のサーヴァントを斬り伏せ、武蔵の元へと向かう。提案とは何か、そして武蔵の言った"アレ"とは何か。
それは、いずれわかる事だった。
「30秒…いや、20秒時間を稼いでくれ。そうすれば葛城恋を完全無力化できる。」
「なんだって?」
「時間が惜しい。ともかく俺と武蔵を守ってくれ。少し集中する。」
そういい、こちらの返事は聞かず大和は刀を下向きにかまえる。
変わったところといえば、武蔵と2人でその刀を握っているということ。
何をするかは分からないがともかくこいつらを約束の時間まで守ればいいだけのこと。
だったらやるしかない。
「葵!舞!大和と武蔵を死ぬ気で守るぞ!!」
完全無力化出来るのなら賭けてみようじゃないか。
そう思い俺達はこれで最後だと気合を入れ臨む。
「何をするか知らねぇが…!マンコ共!!あの二人を集中攻撃だァ!!」
「させるもんか!!!」
当然恋は何かをしようとする2人を見逃すはずがない。
下僕のサーヴァント達に集中攻撃するよう指示を出す。
そして、
「今そいつが動けねぇのなら…使えるってことだよなァ!!」
右手を掲げる恋。
また令呪を使うつもりだが次は
「令呪を以て命ずる!!"俺様に仇なすそこの四騎"!!指1本動かすな!!」
対象は自分のサーヴァントではなく、俺達だった。
「ぶっはははは!!馬鹿だなてめぇら!!サー
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