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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
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最終章『ふたりで…』
代・表・滅・殺(下)
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巻物を広げる紫式部。
再び第三再臨へと姿を変え、地面からふわりと浮いた彼女は筆を手に取り何かを記す。
空中に書かれた梵字らしきものは質量を持って真っ直ぐ飛び、敵へと命中する。
するとどうだろうか。
苦しみ出すサーヴァント達。
たかが一発受けただけでここまで苦しむのには勿論理由があるのだ。
「霊基書換…それにより改造されたサーヴァントは、皆魔性のモノと断定されることは三笠より実証済みです。」
妖怪みてーな奴に犯されたからなのか、霊基書換によってあいつのものになったサーヴァントは驚くことに魔性特攻が入る。
魔性絶対殺すウーマン紫式部にとってそれは絶好の相手というわけだ。
「それでは皆様、畳み掛けましょう。」
文を綴り、俺達にもまた魔性特攻を付与していく。
さすがはキャスタークラス。サポートにおいて右に出る者はいない。
サポートにおいては、だが。
「…。」
気配遮断により背後から忍び寄るアサシンのサーヴァント。
懐に入り込まれてしまえばどうすることも出来ない。
そう、思われたが…
「かかりましたね。」
後は紫式部のうなじにナイフを突き立てるだけ。
しかしそうしようとした瞬間、そのままの姿勢で身体が少しも動かなくなったのだ。
「懐に入り込めばどうにかなる。そう、お思いだったでしょう?」
ゆっくりと振り向く紫式部。1歩も動けず、恐怖を感じ始めるアサシンのサーヴァント。
足元には陰陽師定番の五芒星の印が浮かび上がっており、それが敵の動きを封じていた。
いわば、トラップだ。
「あなたに恨みはありません。寧ろ同情の念を抱いております。ですからどうか…。」
筆の先が敵の額をトン、と付く。
すると爪先から塵となり徐々に消えていくサーヴァント。
「苦しみもなく、今は亡き主の元へと還りなさい。」
「…!」
紫式部に接近戦を挑んだサーヴァントは消滅した。
いや、彼女の言う通り還ったという表現が正しいんだろう。
そして紫式部のサポートにより全員が魔性特攻がついたことにより、
「当たって砕けろなんて思ったけど、実際どうってことないわね!!」
「ああ、なんならさっきのバケモンの方がよっぽど手強いってもんサ。」
猛威を振るうこちらの前衛サーヴァント。
武蔵が斬ればそれらは一瞬で全滅し、北斎が筆を振るえばたちまち波に飲まれる。
「…ッ! なんで…なんでだよぉ…っ!!」
向こうが徐々に劣勢になりつつあることは、馬鹿でも分かるみたいだ。
「俺様は葛城恋だぞ!!成績優秀のエリートで!こうして企業のトップに登り詰めたエリート中のエリートだ!!そんな俺様がてめぇらみてぇな低学歴低収入の能無しガイジ共に…まけるはずがねぇんだよォ!!」
奴がそう叫
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