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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
最終章『ふたりで…』
代・表・滅・殺(下)
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くどれだけ溜め込んでんだよこのデブ!

「だったらこれはどうだァ!!」

そういい、代表が放ったのは四騎のサーヴァント。
俺達を精神的に追い込むつもりか、その四騎は皆

「恋様の仰せのままに。こんな早漏っぽいやつ。姫がすぐにやっつけちゃうんだからね。」
「おっきー!?」

それぞれのサーヴァントだった。

「自分のサーバントと同じ顔してんだもんなァ!そりゃ戸惑うよなァ!?どうだ?攻撃で」
「出来るぞ。」

その瞬間、代表が放った四騎の内の一騎、以前は誰かのものであっただろう宮本武蔵が縦真っ二つに斬れた。

「…は?」
「同じ顔をしていようがその武蔵は他の武蔵だ。
それと俺の武蔵はもっと強い。少なくとも、俺に一撃でやられるような奴じゃないさ。」

代表の放った同じサーヴァントを用意して精神的動揺を誘う作戦、それは見事に失敗した。

「考え直すのなら今の内サ。弟なら麗しき恋様に」
「お栄ちゃんは!!そんなこと!!言わない!!」

解釈違いを起こしブチ切れる舞

「お前の粗末なモノに香子が堕ちるか!!死ねぇぇぇぇぇぇッ!!!!」

とまぁ、葛城恋の作戦は見事失敗。
動揺を誘うどころか怒りと殺意を増幅させ、俺達の士気はさらに上がっていく。
あと

「オラァ!死ね死ね死ねェ!!」
「まーちゃんやめて!一思いに殺してあげて!!姫の心が痛い!!」

俺は俺で偽物のおっきーをいたぶる。
両足撃ち抜きそれから致命傷にならないところからじわじわと…。
だってムカつくんだもん。早漏っぽいマスター?うるせーよ死ねよ。
このおっきーだってきっと誰かのが大事にしてきたものだ。
それをあいつは私利私欲の為だけに奪って、こうやって使役してる。
それでムカついた。怒りのメーター振り切れたわ。

さて、俺達マスターはこうして多数のサーヴァント相手にうまく立ち回ってはいるが、
俺達のサーヴァントだってまけちゃいない。

「まーちゃん後ろ!!」
「了解!」

おっきーからの支持を受け、振り向かずノールックで背後から忍び寄るサーヴァントを撃ち抜く。

「これさえ乗り切れば後はもうひきこもるだけだもんね!今日は出血大サービスで働いちゃうぞ!!」

舞う折り紙。
折鶴や蝙蝠はサーヴァント達を切り裂き妨害し、蛇によって縛り動きを制限する。
そうして充分に動けなくなったサーヴァントを片っ端から乱れ打つ俺。
うんうん。見事なるコンビネーション。ベストマッチ。
やはりサーヴァントとマスターってのはこういうもんだろ。
ただ俺の周りにいる前に出過ぎるマスター(舞、葵、大和)がおかしいだけだし。

さて、サポートとあらばこの人も負けてはいない、

「汚染された霊基…どうか苦しまず一息に。」

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