暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
Mission:10 フェラム
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この辺りを見てくる。もしかしたら、何かあるかもしれない」

「俺も行こう。1人で行くのは流石に危険だ」

「マッシモの言う通りだ。せめて俺も連れていけ、ルインはアクセル達を頼んだぞ」

「了解」

「分かったよ、そっちも気をつけてね」

エックス、ゼロ、マッシモの3人が辺りを見に行く。

「さてと」

入り口付近に腰掛けるルインとアクセル達。

ようやく緊張の糸が解けたのか、砂嵐が入ってこないこともあり、全員がローブを脱いだ。

「しばらくこう言う場所は遠慮したいや」

ルインは早速携帯型のエネルギーパックを取り出し、一口啜り、アクセル達もエネルギーパックの中身を啜る。

全員が此処まで来るのに消費したエネルギーを補充した。

「ルインさん、エックスさん達…大丈夫でしょうか?」

「大丈夫だと思うけど…しかしこの砂漠、レーダーも何も使い物にならないね…」

「大丈夫だよ。エックス達がそう簡単に死ぬもんか。スパイダーから貰った命を無駄になんかしないよ」

「そうだね、あいつらのことは気に入ってるからね…死なれたら困るよ」

「はい…でも…嫌な予感がするんです…」

「シナモン…あまり縁起でもないこと…」

アクセルがシナモンに注意しようとしたその時である。

僅かだけ全員の耳にエックス達の声が聞こえたのだ。

「この声は…!?ま、まさか!!」

「あっ!?待ってよルイン!僕も行くよ!!」

いきなり駆け出したルインをアクセル達が追いかけて声が聞こえた場所に辿り着くと、そこには流砂と飛行型の女性レプリロイド。

「あら?お仲間?」

「あんた…エックス達をどうしたのさ?返答次第じゃタダじゃおかないよ?」

「エックス達?ああ、坊や達なら流砂に飲み込まれちゃったわよ?落としたのは私だけど」

「そ、そんな…エックスさん達まで…」

スパイダーに続いてエックス達まで死んでしまった。

そのことに力なく膝を着いてしまうシナモン。

「しっかりしなシナモン!あいつらがそう簡単に死ぬわけ…」

「死ぬわけない!!絶対に!!」

マリノがシナモンを支え、ルインがエックス達の死を認めようとはしなかった。

「あんたさ…覚悟は出来てるよね?」

「覚悟?何の覚悟かしら?」

「スクラップになる覚悟さ…!!」

殺気を放ちながら、オートバレットを構えるアクセルに女性は嘲笑を浮かべる。

「スクラップ?悪いけどそれになるのは坊や達よ。それから私の名前はフェラムよ」

「どうでもいいね。イレギュラーの名前なんか…マリノさん…シナモン連れてここから離れて。」

「アクセル!?」

「こいつとまともにやり合えるのは空中戦が出来る僕とル
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