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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
Mission:10 フェラム
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取りに行くマリノにマッシモは軽く頭を下げると再び空を見上げた。
そして休息を取って心身の傷を癒したエックス達は超フォースメタルのことをリディプスに報告しようとしたのだが、通信妨害によって全く繋がらない。
「くっ…駄目だ!」
「う〜ん。リベリオンの通信妨害が酷くなったのかな?リディプス大佐に全く通じなくなっちゃったよ。」
「超フォースメタルとやらのことを大佐に報告したかったのだがな…」
「ねえルナ、何とかならないの?」
「いやいや、流石の俺でも無理な物は無理。ガウディル博士でも駄目な時点でお察しだ。そもそも俺は武器専門なんだぜ?」
ルインの問いにルナは申し訳なさそうに笑いながら言う。
確かにルナは色々なことをこなせる万能型だが、本職は武器製造とそのメンテナンスなので本職には劣る部分もあるのだ。
「リベリオンとの決戦を控えて、リディプス大佐との連絡が断たれたのは厳しいね」
「ああ、未だにリベリオンの戦力は未知数なとこがあるからな。リディプス大佐の支援無しとなると…ちょいと厳しいかもしれねえ」
「…何とか、奴らの妨害を止めることは出来ないかな?」
「通信妨害波の発信地点を絞り込みました…でも…」
ナナがモニターに通信妨害波の発信地点である場所を映すとアル長官が目を見開いた。
「あれはオノバン・デザート!!」
「どうしたんだよアル長官?オノバン・デザートってとこが何か問題でもあんのかい?」
「ルナさん、オノバン・デザートはギガンティスの中でもとても危険な場所なんです」
疑問符を浮かべるルナにナナがそう言うと、ガウディルが説明を始める。
「うむ、予測の出来ない流砂がいくつもあってな。あれに飲み込まれたらどんなレプリロイドも一巻の終わりじゃ!リベリオンの奴らめ、とんだ場所に施設を作りおったもんじゃ!!」
「いくら何でもあそこに乗り込むのは…」
あまりにも危険度の高い場所に顔を顰めるアルにマッシモはランサーを握り締めながら叫ぶ。
「行こう!どんなに危険でも、もう俺達はやるしかない!!」
「はい、きっとスパイダーさんが生きていたらこう言うと思いますよ?“これ以上リベリオンの好き勝手はさせない”って」
「その通りだ。それにこれから決戦に向けて危険じゃない任務なんて1つもない。そうだろう?」
「大丈夫です。必ず生きて帰りますから」
「よし、行こう。」
エックス達が早速向かおうとした時、ルナが呼び止めた。
「ちょっと待った。流石に砂漠を行くとなるとそのままじゃヤバいぜ。このローブを持っていきな。」
ルナは全員分のローブを取りに行くとエックス達にそれを渡した。
「これは何だ?」
マッシモが渡されたローブを
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