暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
Mission:10 フェラム
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「どういうこと?」

シナモンとアクセルが全員の気持ちを代弁するかのようにルナに尋ねた。

「俺達レプリロイドは壊れたり、機能停止してもその体から新しいレプリロイドとして造り直されるから…例え別のレプリロイドになっても他のみんなのメモリー…記憶に、魂に残り続けるんだとさ……俺はこう言うの良いと思ったな…例え死んでも…みんなに覚えてもらえるってのは…だからな、スパイダーもいなくなった訳じゃないよ。スパイダーは俺達のメモリーの中で生き続けているんだ…みんなも部屋で休んでろよ。俺もちょっと仮眠取るわ」

「そうだね」

「私は残ってマッシモの看病してるよ」

ルナの言葉にルインが同意し、ルナはメンテナンスを切り上げて仮眠を取りに仮眠室に向かい、エックス達もマッシモをマリノに任せてメンテナンスルームを後にした。

「スパイダーは私達のメモリーで生き続けているか…確かに無理に死んだことを受け入れるよりよかはマシかもね」

「そうですね…でも、もし俺がもっともっと、もっともっと強かったら…マッシモ師匠みたいに強かったらあいつを救えたんでしょうか…?」

「馬鹿言うんじゃないよ。あの時誰にも何も出来なかった。あんた1人で背負い込むんじゃないよ」

「…はい」

「そう言えば、あんたに礼を言ってなかったね…ありがとう助けてくれて」

「え?」

マリノからの突然の礼に首を傾げるマッシモに苦笑しながらマリノは説明する。

「ほら、エンシェンタスの攻撃から庇ってくれただろ?」

「あ、いえ…別に礼を言われるようなことじゃあ……」

「言われるだけのことさ…あんたさ、いつも戦いになると私を庇ってくれるけど…どうして?」

「え…?そ、それは…その…」

想いを寄せる人物からの問いに赤面するマッシモ。

アーマーで肝心の顔が隠れているから赤面していることにはマリノに気付かれてないが。

「マッシモ?」

黙り込んでいるマッシモをマリノは不思議そうに見つめる。

マッシモは想いを伝えてしまおうかと思ったが、脳裏に師とスパイダーの死が過ぎり、拳を握り締めるとマッシモはマリノに頭を下げる。

「すみませんマリノさん……今はまだ言えません…」

「今は…?」

「はい…俺がこのアーマーを纏うのに…マッシモの名を名乗るのに本当に相応しい男になれたら…あなたに言います…すみませんが…それまで…待っていて下さい…」

頭を深く下げながら言うマッシモにマリノも苦笑しながら溜め息を吐きながら頷いた。

「分かったよ…待ってるよ。その時までね」

「すみません……」

「でもさ、マッシモ」

「?」

「あんたは私から見ても充分過ぎるほど強いよ」

それだけ言うと、飲み物を
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