暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
Mission:9 阿修羅
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らしい、だがリベリオンが俺達を黙って行かせてくれるとは思えないが…」

「守りが固けりゃ、それだけ重要な場所ってことさ…行こうぜ」

「うん、みんな…警備システムに引っかからないでよ」

この中で最も潜入捜査を得意とするアクセルが先頭に立って、先に進む。

その姿を見ていた者に気付かずに地下2階に降りると通路に岩が転がり、道を塞いでいる。

「こりゃあかなりの硬さだね。変身して壊しても良いけど、派手なことしたら見つかるだろうし…シナモンのグローブで壊せないの?」

「うーん、駄目みたいです。エックスさんのバスターはどうでしょう?」

破壊力抜群のにゃんこグローブでも砕けないのでシナモンも困り顔だ。

「いや、あまり派手に動かない方がいい。下手をしたら俺達の位置が敵にバレてしまう…仕方ない。ナナに通信をして、誰かに削岩機を…」

「おいおい、それまで待ちぼうけ…ん?」

岩の向こうからエンジン音が聞こえて全員が耳を澄ませると、どんどん音が大きくなる。

「あの…何か迫ってきてませんか?」

「うん、みんな…避けて!!」

全員が横に飛ぶと、赤い物体が岩を粉砕して飛び出してきた。

「あれはラッシュローダーか?何だあのパワーは?」

あのタイプのメカニロイドは確かにパワーはあるが、あれほどとなると異常である。

「いいモーター積んでんなあ」

「感心している場合か!!」

「落ち着きなよエックス。取り敢えずあれを止めないと!」

アクセルがオートバレットを抜き、向かってくるラッシュローダーを蜂の巣にして破壊すると1つのパーツが転がる。

見覚えのないパーツをエックスが拾うと、ガウディル博士が通信を寄越してきた。

『儂グワ!ガウディルグワ!こんな所にブーストパーツがあるとは知らなかったグワ…それを装備すればダッシュの威力が向上するはずグワ…ただし』

「いいねそれ!僕に着けさせてよエックス!」

『ア、アクセル!待つグワ!駄目グワワッ!普通のレプリロイドが着けると暴走する危険性があるグワ!それを着けられるのは、新型アーマーを着けているエックスくらいグワ!』

「ちぇ、いいなあエックス。そうだ、ダッシュの威力が向上したなら…」

「きっとあの岩も壊せますよね!私が着けますからエックスさんは座って下さいね?」

「はは、お疲れさんエックス」

アクセルとシナモンの期待の入った視線とスパイダーの苦笑にエックスは溜め息を吐きながら改造を受けることになった。

そしてブーストパーツを装備したエックスのハイパーダッシュで岩を粉砕しながら突き進むと、端末を発見してそれを操作すると更に下の階に行けるようになった。

エックス達はリフトのある場所に戻ると地下3階に降
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