暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
Mission:8 ルインとアクセル
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れるが、単独で勝てそうにないために今追うのは諦めた。

「エックス…」

「ルイン…生きていたんだな…!良かった…」

「エックス!」

感極まったルインがエックスの胸に飛び込む。

「エックス…会いたかったよ…!」

「ルイン…良かった…君が無事で…っ!」

飛び込んできた彼女の華奢な体を抱き締めたエックス。

あの日、ラグラノ廃墟で転落した彼女の身をずっと案じていたためにこうして無事な彼女と再会出来たエックスの心中は容易に察することが出来る。

普段ならアクセルも久しぶりの再会ということでそっとしておいてあげるのだが、ここは敵地である。

「あのさ、お2人さん…久しぶりの再会で嬉しいのは分かるけどさ。今はそれどころじゃないよ!」

「え?あ、す、すまない…」

「ご、ごめん…」

アクセルに叱られたことで赤面しながら離れる2人。

昔はアクセルが無茶やらをして叱られていた側だと言うのに今ではこれである。

どことなく甘さを含んだ空間に室内アナウンスが鳴り響いた。

『警告…警告…各位に通達します。ただいまからデュボアが起動します。繰り返します。ただいまからデュボアが起動します。起動エネルギー確保のため、施設機能が一部停止しますので、注意して下さい』

「デュボア?一体どうなってるんだろう?」

「多分、ジェントラーが何かしたんだよ。何をする気か分からない。急ごうエックス」

「ああ、行こう!」

デュボアのあるコンピュータールームに向かうエックス達。

貨物リフトから降り、最初は通れなかった扉を潜ってデュボアの存在するコンピュータールームに辿り着くと、そこには巨大な装置を前に大笑するジェントラーの姿があった。

「来たか」

自信に満ち溢れた笑みを浮かべながら追いかけてきたエックス達を見遣る。

「もう逃げられない。観念しな!」

エックス、ルイン、アクセルがそれぞれの武器を構えてジェントラーを睨み据えるが、ジェントラーは嘲笑を浮かべる。

「馬鹿め、観念するのは貴様等の方だ!さあ、デュボアよ!お前の力で、奴らを葬り去ってしまえ!全てはリベリオンの理想のために!リベリオン幹部、マッハ・ジェントラー参る!出でよプレオン!」

勢いよく飛翔するジェントラーがデュボアに命令を下すと、プレオンが数体出現する。

「なるほどね、デュボアってのはプレオン生産機みたいなもんか…そんなもんで僕達を倒せると思ってるのかな?流石は低レベルなイレギュラーだね!」

「小僧、その発言。後悔しないことだ」

「エックスとルインはプレオンを、こいつは僕が!」

可変翼を展開し、ホバーでジェントラーに突撃するアクセル。

「ほう?貴様も飛行能力を持っていたと
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