暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
Mission:7 一時の休息
[3/3]
[8]
前話
[9]
前
最初
[2]
次話
にもなれず、もしショッピングアーケードに向かう機会があれば買っておこうと思った。
「そうそう、シナモンのために武器を作ってやったぜ。護身用のだけどな」
基本的に丸腰なシナモンのためにルナは徹夜で造ったのだ。
「わあ、ありがとうございます」
早速ルナがシナモンの武器を取り出すとその見た目を見た全員が沈黙した。
「おい、何だそれは?」
ゼロの言葉はシナモンとルナを除いた共通の心境でもあった。
まるで猫の前足をデフォルメしたかのような、非常にファンシーな外見を持つ巨大なグローブであった。
「シナモンにはごっつい武器はあれだし見た目と機能に力を入れてみたぜ。どうだ凄いだろ?」
「ああ、色々な意味でな」
にゃんこグローブを見て頭痛がするのか頭を抱えながらゼロが言う。
「何だよその言い方は?このにゃんこグローブはな。一撃入れるだけで防御力ダウンとかのステータスダウン効果があるんだぜ?見た目を重視しつつ破壊力と凶悪な効果を追求した結果がこれさ」
「あんたのそれ、才能と努力の無駄遣いだよ」
明らかに努力と才能の使い方を間違っているルナに思わずマリノは言わずにはいられなかった。
性能面に関しては理解出来るが、こんな明らかに戦場で浮くような見た目の装備にする意味が理解出来ない。
これを受けたイレギュラーは肉体的にも精神的にもダメージが大きそうである。
「何言ってんだ。可愛くて強いなんて最強だろ」
ルナの言葉に全員が黙りこんだ。
エックスとゼロは彼女が元々可愛い物好きなのは知っているのだが、色々とやり過ぎな感じがする。
「わあ、可愛いです!ありがとうございます!」
しかし受け取る側のシナモンが嬉しそうなので止めるのもどうだろうと思い、黙認することになった。
そう言えばルインもアイリスもへんてこりんでちんちくりんな物体が好きだったような記憶がある。
女性の感性は分からないと言いたげなゼロであった。
因みに話し込んでいるうちにいくつかのハンバーグはソニアに掠め取られたことは誰も知らない。
[8]
前話
[9]
前
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ