暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
Mission:6 月と天使と怪盗
[12/12]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
あれは…成り行きみたいな感じで…」

「じゃあ取り引きしようぜ。これなんてどうだい?」

悪どい表情を浮かべて数枚のファイルを渡すルナ。

マリノに耳打ちすると驚いたようにマリノは目を見開いて、ファイルを見つめた後に期待に満ちた目をしているルナとシナモンを交互に見て根負けしたように肩を落とす。

「…仕方ないね、ここまでの報酬と信頼までされちゃ断れないじゃないか…分かったよ。あんたらに雇われてやるさ…怪盗マリノ、あんたらの期待に応えてみせるよ」 

悪戯そうな笑みを浮かべて言うマリノを見たマッシモが一言。

「……美しい」

「お?」

マリノに見惚れているマッシモをニヤリと笑いながら見遣るスパイダー。

「よろしくお願いしますエックスさん!」

「というわけでこれからよろしくな」

シナモンとマリノを交互に見遣りながら、エックスも笑みを浮かべながら頷いた。

「ああ、よろしく。マリノ、シナモン……」

心強い仲間が増えたことにエックスはこれならリベリオンともまともに戦えると確信した。

「ところでルナ、マリノに渡したのは何だ?」

「秘密」

エックスが尋ねるが、ルナは答えなかった。

因みにマリノに渡したのは最新型のワクチンプログラムにフォースメタルを応用したエネルギーのファイルである。

これがバレたらエックスからの説教が待っていることだろう。
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ