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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
Mission:6 月と天使と怪盗
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し、シナモンもまた親同然のガウディルの姿に破顔した。
そしてシナモンを守ってくれたエックス達に頭を下げる。
「エックス…礼を言う。じゃが、儂はあんたらにもリベリオンにも協力は出来ん。フォースメタルジェネレータを…シナモンを戦いに利用されるわけにはいかんのだクワッ!!」
「ええ…俺も彼女を戦いに巻き込みたくはない…みんな、引き上げよう」
「お、おい…アルには何て言うんだ…?」
「適当な言い訳でも考えればいいだろう。俺達はリベリオンじゃない。本来無関係な一般人を巻き込むわけにはいかない…そうだろうマッシモ?」
「…そう…だな」
「…皆さん…博士、私。皆さんと一緒に戦いたいです!」
「クワッ!?シナモン、何を…」
思わぬシナモンの発言に驚くガウディル。
「ふーん、おいおっさん。最後まで言わせてやれよ」
「私、利用されるんじゃありません。自分で考えたんです。サイケみたいな人を…リベリオンを…放っておいちゃいけないって!だから私、博士から貰ったこの力を役立てたいって…そう思ったんです!」
「…………」
呆然としながら、シナモンを見つめるガウディル。
いつもは聞き分けがよく大人しかった彼女が自分の意思を必死に伝えていた。
「ふっ……はははははっ!」
非常に珍しく声を上げて笑った彼。
エックス達は驚きで何も言えず、シナモンは不思議そうに見ていた。
「まさか今時こんな奴がいるとはな……ふふっ…面白い奴だなお前は………まるで昔のエックス達を見ているようだ。部外者の俺が言うのも何だが、彼女の意思を尊重してやったらどうだガウディル博士?」
「う、うむ…しかし…」
「良いんじゃないの?この娘の出来ないことは俺達がサポートしてやりゃあいい。それが仲間ってもんだろ」
スパイダーに言われ、とうとう諦めたのかガウディル博士は深い溜め息を吐いた後に苦笑を浮かべた。
「仕方ないクワ…」
「博士!」
「ガウディル博士…それじゃあ…」
「ああ、エックス。シナモンの言う通りかもしれん。Dr.サイケはあれでも優秀な研究者じゃった。そんな彼を狂わせてしまうようなリベリオンは…放っておいてはいかんのじゃろうな…」
「博士…」
「ありがとうガウディル博士!これで心強い仲間が…また2人も増えた…」
「2人?3人だろ3人。だよなマリノ?」
「へっ!?私!?な、何でさ、私は確かに共闘したけど、本当ならフォースメタルジェネレータを頂いておさらばしてたんだよ!?」
まさか自分も数に入れられているとは思わなかったマリノは自分を指差しながら驚く。
「でもマリノさんは良い人ですよ。マリノさんは私とルナさんを助けてくれたんです」
「あ、
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