暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
Mission:5 鋼鉄のマッシモ
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になったらまず敵わない。

しかし、ソニアの言う通りナナを1人にするわけにはいかないためにエックスは溜め息を吐きながら口を開いた。

「仕方ない…ソニアだけに任せるわけにはいないから俺がここに残る。ゼロ達は先に行っててくれないか?」

「ああ、分かった。ナナを任せたぞエックス、ソニア。」

リーダーであったエックスが一時抜けることでサブリーダーの位置にいたゼロが代わりとなって進もうとした時、マッシモが躊躇いながら口を開いた。

「あ…そうだ。ナナさん…ここにマッシモが…俺が捕まってるって記録はないかい?」

[へ?どういうこと?]

マッシモの問いに疑問符を浮かべるソニアだが、ナナは合点がいったのか口を開いた。

「マッシモ…鋼鉄のマッシモね。確かに、10日前にマッシモが捕らえられて、最下層の独房に入れられたって記録があるわ。でも、リベリオンへの協力を拒み続けて、その5日後に処刑されたって記録されています」

「死んだ…?」

愕然となるマッシモにスパイダーが不愉快そうに口を開いた。

「はあ?誰だか知らねえが、人違いで殺されたってことか。奴ら酷えことしやがる。」

「私はここでリベリオンの情報を集めてみます。皆さんはシルバー・ホーンドの撃破をお願いします」

「分かった。何かを発見したら通信する。」

ゼロ達がダークルームを後にし、エックスはソニアとナナに気を配りながらも警戒を続ける。

「エックスさん、すみませんでした。我が儘を言ってしまって…」

「ここに残って俺達をサポートすることにか?」

「はい…私、本当に許せなかったんです。私の目の前で、仲間を殺したシルバー・ホーンドのことが…囚われてから、あなた達に救われるまでのことを…私は決してあの日々を忘れられない…許せない」

「そうか…」

[大丈夫だよ、ナナ!お父さんやみんなは凄く強いんだから絶対にそいつをやっつけてくれるよ!]

「ありがとう…」

ソニアの真っ直ぐな言葉に幾分救われたのかナナが初めて笑みを浮かべた。

ナナの言葉を聞いていたエックスもホーンドへの怒りを燃やしている。

[そう言えばお父さん、マッシモの代わりに捕まっちゃった人ってそんなにマッシモに似てるのかな?]

「…そうなんじゃないかな?」

「あの、マッシモさんのことなんですけど…」

スパイダーからの通信を受けて、扉のロックを解除するために端末を操作していたナナが口を開く。

「[?]」

「あの方、本物の鋼鉄のマッシモではないかもしれません。データベースにあった。マッシモさんの記録とはちょっと違うのです。何か事情があるのだと思って黙っていましたけど…」

「そう言えば、あの時、ベルセルクチャージを放った後、
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