暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
Mission:5 鋼鉄のマッシモ
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ムランサーで横一文字に両断された。

[え?]

「ふう…ふう…良かった、間に合って。大丈夫か?」

[あ、ありがとう…助けてくれて…]

息を整えると、優しげな口調で言う青年に安心してソニアは礼を言う。

「いや、俺が見つけたのは本当に偶然だったんだよ」

青年がソニアを見つけたのは本当に偶然だった。

ある人物を助けに来たのはいいのだが、慣れない場所で右も左も分からない状況で途方に暮れていたところを偶然プレオン・チェイサーに追いかけられていたソニアを発見したのだ。

[本当にありがとう!私はソニア、あなたの名前は?]

「俺?俺は…マッシモだ!鋼鉄のマッシモと呼んでくれ!いや、マッシモでいい…かな?」

[私に聞かれても…うん、マッシモね。ありがとうマッシモ。ねえ、マッシモは何しにここに来たの?]

「ここに…俺の知り合いが囚われているんだ。だから助けに来たんだ。と言ってもどうやって先に進めばいいのか分からないから全く成果は出てないんだけど…」

[もしかして、リベリオンと敵対してる?]

「勿論だ。俺の知り合いを捕らえたのはリベリオンだ。そんな奴らに従う理由はない(怖いのもあるけど)」

[そっか…ならお父さん達と一緒に戦ってよ!!]

「お父さん?」

「いた!大丈夫かソニア!?」

騒動を聞きつけたエックス達が駆け寄った。

「あれが君の父親かい?(なるほど、父親代わりと言うことか)」

マッシモはエックスを見て父親代わりなのだと理解したようだ。

[うん、そうだよ!]

「敵地に来て早々に何をしてるんだお前は?」

呆れたように聞いてくるゼロにソニアは頭を下げて謝罪した。

[ごめんなさい、プレオンに追い掛けられて、マッシモが助けてくれたの]

「マッシモ?」

エックス達の視線がマッシモに集中する。

自分に集中する視線に思わずたじろぐマッシモ。

「マッシモって、ギガンティスの勇者マッシモか?」

「(ただ者ではなさそうだが、何だこの臆病そうな態度は?)」

優れた戦士の勘でマッシモの実力を見抜くゼロ。

確かに実力は勇者と呼ばれるに相応しいかもしれないが、この臆病そうな態度はなんだろう。

「ソニアを助けてくれてありがとう。マッシモはどうしてここに?」

娘であるソニアを助けてくれたマッシモにエックスは警戒を解いており、好意的な態度でマッシモに接する。

「え?あ、ああ、決まっているだろう。ここに囚われている知り合いと仲間を助けるためだ!」

[ねえ、マッシモに仲間になってもらおうよ]

「え?まあ、俺は構わないけど」

仲間は1人でも多い方が良いし、何より娘を助けてくれたのだから拒む理由がない。

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