暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
Mission:4 友の魂
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知らない者など存在しない。

「それで、レジスタンスは?私の仲間達は?」

「ここまでに囚われていた何名かは救助しましたが、後は襲撃された際に散り散りになったようです。…それと……エールが自分を犠牲に……俺とゼロをここまで導いてくれました…」

「エール…彼が…!?」

アルがエールの死に驚愕した時、モニターにジャンゴーの姿が映った。

『ふん!アルよ!リベリオンに協力しようという気はないようだニャ!!』

一部の動物型レプリロイドの特徴の1つでもある独特な話し方をするジャンゴーの見下すような声色にアルはモニターに映るジャンゴーを睨み据えた。

「言ったはずだぞ!例えバラバラに解体されたとしても、ネジの1本までお前達に抵抗するとな!」

『いずれ全レプリロイドを平定する我々に逆らうとは、どこまでも愚かな奴らよ!アル、エックス!ふん、だが、もういい。貴様らと…』

ジャンゴーは一旦言葉を切って画面の外から何かを引っ張り出すと、それを見たエックスが目を見開いた。

「スパイダー!?どうしてスパイダーがジャンゴーに…?」

ゼロと戦っているはずのスパイダーがジャンゴーにやられていることにエックスは驚く。

「奴はリベリオンとの契約を破棄し、ジャンゴーに戦いを挑んだんだろう。エールのためにな」

「ゼロ…どういうことなんだ?」

「詳しいことは知らん。だが、恐らくスパイダーとエールは知り合いだったんだろう」

『ついでにこの薄汚い裏切り者も合わせて、この建物ごと吹っ飛ばしてくれるニャ!』

「まさか、自爆装置をっ!?」

『ネジの1本も残さず、消えてなくなるがいいニャ!!』

プツン、と音を立て、モニターの電源が落ちた。

「何ということを…っ!」

「長官!自爆装置の解除方法は!?」

エックスの問いで、アルはハッとなる。

目の前にいる伝説のイレギュラーハンター達なら今から向かっても止められるのではないかと。

「そうだ!ジャンゴーのいたモニタールームへ行けば、装置を止めることが出来る!ここから通信でモニタールームへの道順を案内する!装置を止めてきてくれ!」

頷いたエックスとゼロは、通ってきた道を駆け戻った。

セントラルタワー内のほとんどのリベリオン兵はスパイダーが破壊したらしく、エックスとゼロは生き残ったリベリオン兵を薙ぎ払いつつ、モニタールームに向かう。

途中で複数のビットを従えたプレオンビットマスタがエックスとゼロに襲い掛かる。

「零式昇竜斬!!」

機銃を放とうとしたビットにジャンプしながらの斬り上げを繰り出し、両断する。

「エックス!」

「ああ!チャージショットだ!」

バスターのエネルギーチャージが完了したエックスが
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