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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
Mission:4 友の魂
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」
「イレギュラーである貴様には関係のないことだ」
敵に情報を売り渡す馬鹿はいない。
ゼロはスパイダーの言葉を無視してセイバーを構えようとした。
「関係?大有りだね。あのID…あいつの…エールの物だろう?下半身がないレプリロイドの」
「何?」
何故スパイダーがエールのことを知っているのだろう?
スパイダーはスパイダーでゼロの反応を見て、エックスの持っていたIDがエールの物だと悟ったのだろう。
少しだけ目を閉じた後、口を開いた。
「やっぱりそうか…エックスがエールのIDを持っているということは……あいつ…また怪我したのか?それとも………死んだ…のか?」
「エールは…死んだ。俺達を先に進ませるためにIDを俺達に託して、リベリオン兵と戦って死んだ。アル長官を救い、リベリオンを打ち倒すという信念のためにな」
それを聞くとスパイダーの全身から戦闘意欲が失せていた。
「そうか…はは…どこまでも底抜けのお人好しのあいつらしいよな…。」
エールの最期を聞いて苦笑しながらゼロに背を向けるスパイダー。
「お前はエールと…」
「悪いが、この仕事は降りるぜジャンゴーさんよ。」
ゼロが聞く前に監視カメラに向けて言い放つと、ジャンゴーの怒鳴り声が聞こえてきた。
『ニャニャ!賞金稼ぎめ!勝手な真似を!全警備兵出動!奴ら全員始末しろニャ!』
監視カメラからの怒鳴り声の命令に、複数のプレオン・チェイサーがこちらに向かってくる。
「俺は確かにイレギュラーと言われても仕方ない賞金稼ぎなんかしているがね。友の魂に恥じる仕事だけは絶対にしない。」
踵を返し、ゼロに背中を向けながらスパイダーは言葉を続ける。
「こっちは帰るついでに掃除していってやるから……さっさとアルさんとやらを助けに行くんだな!」
「おい、待てスパイダー!お前はまさかエールの…」
ふと、壁に刺さったカードを見遣ると、ジャックのカードにはエールの絵があった。
もしかしたらスパイダーはエールの…。
いや、考えている暇はない。
早くエックスと合流しなければと、扉を潜る。
そして先に進んだエックスもアル長官を監視していたプレオン・スパークを撃破し、アル長官を救出していた。
「アル長官ですね?助けに来ました」
「ありがとう…君は…?」
目の前にいる蒼いアーマーを身に纏う青年は、自分を慕ってくれていた青年と設定年齢はさほど変わらないだろう。
あの青年は無事だろうか?
「俺はエックス。政府から派遣された、イレギュラーハンターです」
「君がエックス…!そうか…!」
蒼き英雄・エックスの名は、紅の破壊神・ゼロ、朱き舞姫・ルインと同じ、レプリロイドなら
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