暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
Mission:4 友の魂
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くない」

それだけ言うと、スパイダーは踵を返してモニタールームを後にした。

そして場所は武器管理室に戻り、エックスとゼロの口から聞かされたエールの最期に、レジスタンスのメンバー達が目を見開いていた。

「そうか…エールが…奴はアル長官に拾われて以来、彼を親のように慕っていたからな…エックス、ゼロ。これを持って行ってくれ、アル長官が捕まっているデータバックアップ室の鍵だ」

カードキーをエックスに差し出すレジスタンスメンバー。

「頼む…アル長官を助けてくれ…そして、エールの仇を…」

「無論だ」

その言葉にエックスとゼロは力強く頷いた。

自分達を進ませるために犠牲となったエールの魂に応えるためにも必ずアル長官を救うと心に誓う。

「エックス、行くぞ」

「ああ」

幸運にもレジスタンスのメンバーが扱っていた武器を売ってくれた。

ゼロが扱えるようなセイバー系の武器は無かったが、エックスのバスターに炎属性を付加させるチップを売ってくれた。

このチップをバスターに組み込むことでバスターを炎属性のショットを撃てるファイアバスターに変形出来るようになる。

気のせいかやたらチップの値段が高かったが、セントラルタワーを占領しているのはリベリオン幹部のワイルド・ジャンゴーは雷属性のレプリロイド。

ここのプレオンには雷属性を持つタイプもいるらしいので炎属性のファイアバスターが非常に役立つ。

「喰らえ!」

早速ファイアバスターの炎属性の超高温ショットによる攻撃は雷属性を持ったプレオン・スパークに有効で通常よりも早く片付いた。

「カゲロウ起動!」

ゼロ専用装備の半実体のエネルギー分身を生み出すカゲロウを使い、セイバーによる連続攻撃を繰り出す。

分身もゼロの動きを追うようにして動き、プレオン・チェイサーを瞬く間に破壊する。

こうして戦っているうちにエックス達はパネルのある扉を見つけ、操作する前にIDを使わなければならないらしく、エールのIDを翳そうとした瞬間だった。

「っ!?」

IDを翳そうとしたエックスの真横の壁に見覚えのあるカードが突き刺さったのは。

「大したご活躍だなエックス、ゼロ…おかげで良い稼ぎになりそうだ!」

「貴様は…」

「賞金稼ぎ…!」

ゼロとエックスが即座にセイバーとバスターを構えた。

「スパイダーって呼んでくれ。あんたらが暴れまくったおかげで今やあんたらの首には法外な賞金がかけられてるんだ。あんたらの首…貰うぜ?」

「やってみろ、イレギュラーめ。エックス、こいつは俺に任せて先に行け」

「しかし、ゼロ…こいつは…」

「最初の時と違って相手の手の内は大体把握した。前のようには行かない」

「あ
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