暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
Mission:3 セントラルタワー
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これはかなり厄介な武器だ。

カードが放たれた時に生じる乱流により、正確な軌道が分からない。

「そうそう、言い忘れてたな。俺は名前はスパイダーだ。よろしくな」

「生憎イレギュラーの名など一々覚えている暇はない!」

スパイダーを斬り捨てんとばかりにセイバーを構えて斬り掛かるゼロ。

「イレギュラーじゃないって言ったばかりじゃねえかよ」

苦笑しながらゼロのセイバーによる斬撃を尽く回避しながら言うスパイダー。

「リベリオンに協力しておいてよく言う!零式烈斬!!」

セイバーによる連?を繰り出し、スパイダーを細切れにしようとするが、スパイダーに光刃が当たる前に弾かれてしまう。

「残念だったな!カウンターカード!!」

カード型のバリアがセイバーのエネルギーを吸収して逆にスパイダーのエネルギーに変換される。

「何!?」

「ありがたく使わせてもらうぜ、あんたのエネルギー。フォーチュンカード…ストレートフラッシュ!!」

両腕からカードボムが広範囲に連続で放たれる。

「ぐあっ!?」

「ぐっ!!」

ゼロのラーニングシステムによる解析でも今は完全な回避が出来ないのでは、自分では回避出来ない。

「回避を捨てるか…ハイパーモード・Xファイア!!」

ハイパーモードを発動してXファイア状態となる。

変化したコレダーを構えるエックスに、スパイダーはリベリオンから得た情報を整理する。

「なるほど、そいつがあんたの切り札か。でもよ、付け焼き刃の格闘武器で俺を倒せると思ってんのかい?」

エックスが得意とするのはバスターによる遠距離攻撃なのは、賞金稼ぎとして調べ尽くしている。

故にいくらパワーアップしようと付け焼き刃の格闘武器など恐れるに足らないはずであった。

「Xコレダー!!」

「カウンターカード!!…何だと!?」

コレダーの爪がバリアを砕き、そのままスパイダーに直撃して吹き飛ばす。

「どうやらお前のバリアは光学兵器に対しては強いが、実体武器には弱いようだな」

最近のレプリロイドの武器はほとんどが光学兵器だ。

実体武器はあるにはあるが、弾切れや壊れた際の補充などを考えると光学兵器の方が遥かに使い勝手がいい。

光学兵器には強くても実体武器には弱い物もそれなり増えてきている。

「なるほど、思ったよりやるみたいだな。あんたらの賞金はかなりの高値になりそうだ。」

表情から余裕を消したスパイダーが再びフォーチュンカードを繰り出そうとした時、警報がけたたましく鳴り響いた。

「ああ、さっきの奴の通報か。邪魔が入ったな、勝負は預けておこう。精々捕まらずに賞金を上げてくれよイレギュラーハンターのお2人さん!」

「逃がすと思
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