暁 〜小説投稿サイト〜
機械の夢
第01部「始動」
第08話
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ないの?
 暖かい…アキトと繋がっていると落ち着く。この感覚が私。この感覚がなくな、っちゃう。ゾクって感じて手を握り締める。
 なんかやだ。
 リンクを強く繋げる。思考の波にアキトを感じる。
 もっと。もっと強く。そう思うと、手を伸ばせば届く距離にアキトを感じることが出来るから。
「…マスターが強く出られない理由が分かる気がしますね。ふふふ。こんな事を考える私は、どこか壊れてしまっているのかも知れませんね」
 ん。
 頭に手をおかれた感じがする。アキ…ト?
「起きちゃいましたかラピス?もう。こんな時間に寝ちゃうと夜寝られなくなっちゃいますよ」
 ……
 プイっ。
 見たくない。
「ラ、ラピス?あの、私ですよ。ラムダですよ?」
 見たくない。
 プイっ。
「ラピス?この前約束していた映像を見ませんか!?そうしましょう!」
 ………プイ。
「なっ!ほら。ラピス。これなんてどうですか?マスターがラピスを寝かしつけながら自分も寝ちゃったVerですよ!!」
 …プ…ィ。
「そ、そうですか。なら奥の手です。マスター   で     はどうですか!!」
 ジー。
「か…勝ち………ジーーーー」

 二人揃って仲良く楽しむと同時に少しは和解できたが、終わってみれば説得ではなく単に懐柔しただけと頭を悩ますラムダだった
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