第四百五十八話 思わぬ成長その十八
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「ここはね」
「身体も冷やさない様にして」
「あと少し頑張りましょう」
「わかりました」
智樹は早速どてらを出して着込んだ、その瞬間二頭身になって日和にもどてらを出してこう言った。
「ほら、着ろ」
「それじゃあ」
「あったかいからな、あとカイロもあるしな」
そちらも出してきた。
「使えよ」
「私も使っていい?」
「はい、どうぞ」
紗羽にもどてらとカイロを出した。
「使って下さい」
「それじゃあね」
「人数分ありますから」
言いつつどてらとカイロをさらに出す。
「手袋と毛糸の帽子もあります」
「用意がいいな」
「寒い時には必要ですから」
智樹は石動にもそうしたものを渡しつつ答えた。
「何かあれば出しますから」
「それで使っていいんだな」
「はい、それで戦っていきましょう」
「それじゃあな」
「それとです」
智樹はさらに言った。
「あったかいものを飲んで」
「甘酒出すわね」
そはらが横から言って来た。
「それを飲みながらね」
「もう一踏ん張りしような」
「そうしていこうね、とも君」
そはらは笑顔で応えた、戦士達は気温の低下にも対しつつ戦っていきスマッシュ達をさらに減らしていき。
最後の一体がイカロスに倒された、だがここでライダー達はあらためて構えを取った。するとその前にだった。
金色に輝くエボルトが出て来た、智樹はその姿を見て思わず叫んだ。
「スサノオかよ!」
「ははは、覚えていてくれていたか」
「そんな目立つ姿忘れられるか!」
二頭身でスサノオを指差してまた叫んだ。
「全身キラキラだからな!」
「あえて覚えてもらえる様にこの姿にしたが」
「本当に覚えたよ、しかしここでか」
「いや、今君達と戦うつもりはない」
スサノオは智樹の考えを否定した。
「また今度だ」
「今度って何時だよ」
「そうだな、五十日後にしよう」
スサノオは自分から言ってきた。
「場所はシナプスがいいか」
「知っていたのね」
「だからこの世界に来たのだよ」
スサノオはイカロスの言葉にも応えた。
「私は」
「私達のことを全て知って」
「そのうえでだよ」
「だから私達の世界に来て」
「仕掛けているのだしな」
だからこそというのだ。
「当然知っている」
「そして次に戦う場所は
「シナプスにしよう」
この場所にというのだ。
「君達の返事はどうか」
「智樹、お前が決めろ」
英四郎は智樹を見て彼に決断を委ねた。
「スサノオは特にお前を見てこの世界に来た様だしな」
「俺をですか」
「お前はこの世界を元通りにしたな」
「それが一番楽しいと思いまして」
「そのお前の決断を見てだからな」
この世界に来たからだというのだ。
「だからだ」
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