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とある愚者の転生記
リリカルなのは編
第十五話 リリカルなのは編 エピローグ
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いる組織に答える必要を感じませんが、艦長が出てくる誠意に答えて質問に答えましょう」

 あっ、リンディ艦長、笑顔を崩さないけど口元がヒクヒクしているな。

「魔法に関してはこの世界には秘匿されていますが存在します。その上で3ヶ月以上も前にそちらのいうジュエル・シードは21個現れ、封印は完了しました。ただし、そちらは大魔導師と名乗る人物に契約を交わし、全て渡したので手元にありません。その一部としてデバイスはもらいました。ただ、彼女(なのは)は別口でデバイスを拾いました」
 嘘は言っていない。

「危険なロストロギアというのを知っていて渡したのですか!」
「えぇ。説明は大魔導師に聞いています。だから、自分達で持っているのを危険だと判断したので渡しましたがいけませんでしたか?」
「ロストロギアの譲渡売買は管理法で禁止されています」
「そんなことは聞いたことがない管理外世界の人間にもその法は適用されるんですか?」
「………。大魔導師には適用されます」
「じゃぁ、大魔導師はがんばって捕まえてください」
 にこやかに答えたら、リンディ艦長の笑顔が怖くなった。わかったから、3人とも袖を引っ張らないで。

「情報提供をお願いします」
「そんな義務は………、わかりました。そんな怖い顔をしないでください。契約書のコピーを渡すのとアルハザードに向かうと言っていました。」

「契約書のコピーをとるので付いて来てください」
「コピーならこちらでとりますよ」
「そちらのアースラでですか。そちらに行くつもりないですし、契約書を渡すつもりもありません。これでダメならコピーも渡しませんが?」
「………、わかりました」
 まぁ、法の守護者とか言ってるならこちらに従うしかないわな。だが、これにはもう1つワケがあるのですよ。



 コンビニにコピーをしに歩いて行く途中、皆に接触念話で「八神家の前を通るけど、頼人とはやてに迷惑がかかるから2人がどこ行ったかとか知らない振りをして顔に出さないで」と頼んでおく。

 レイジング・ハートの件は、なのはに渡った経緯などのログをレイジング・ハートが丸ごとデータとして渡している。レイジング・ハートが主と認めているのだから問題は無いだろう。

 で、八神家の前でリンディ艦長に
「ここに地球の魔法とは別種の認識阻害の魔法がかかっているんですが、心当たりはありませんか?」
 とついでのように話しかける。これが本命なんだけどね。

 ひとしきり、一人で調べたリンディ艦長は顔を少し青ざめて改めてモニターを空間に出し、調査の指示をアースラのクルーに出している。

「これはいつから………」
「さぁ? 少なくとも俺が引っ越してきた1年くらい前からは確実に。なにかわかりました?」
「………いえ。詳しく調
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