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DQ3 そして現実へ…  (リュカ伝その2)
別世界よりC
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2王位継承権を持つマリーも居なくなったのよ!さてさて、誰が王様やるのかな?」
「ど、どうすれば良いんだ…わ、私がまた代理を務めれば良いのか!?」
「オジロンじゃ無理ねぇ…以前は貴族達が不満を持って無かったから、オジロンでも統治出来たけど…今の貴族達は、隙あらばクーデターでも起こしたがってるからねぇ…半年後には王家の血筋に連なる者全員を処刑してるわよ!」
ポピーの言葉に吐きそうになるオジロン…

「で、では………そうだ!マーサ殿を代理に据えて、皆でサポート致しましょう!マーサ殿でしたら、先代パパス王よりのカリスマもあり、貴族達の暴走も押さえられるのでは?」
「う〜ん…悪くないと思うけど…お祖母様にはお父さん達の救出に全力を尽くしてもらいたいし…政務を行っている余裕は無くない?」
「な、なるほど…リュカの帰還こそが、最大の解決だしな………では、ポピー!お前が代理で王位「馬鹿な事言わないで!」
先程までの笑顔を消し去り、真面目な表情でオジロンを叱るポピー!
「私はもうグランバニアの人間では無いのよ!ラインハットへ嫁いでしまったのよ。私が臨時でも王位を継いだりするわけにはいかないの!」
「くっ…その通りだ!済まぬ…つい…」
絶望感に打ち拉がれ、オジロンは俯いてしまう。

「ポピー…貴女は先程から否定しかしてませんけど、何か妙案はあるのですか!?」
打開策を見いだせない事に苛つき、マーサはポピーにきつく尋ねる。
「うふふふふ…あるわよぉ〜!」
同姓ですら見とれてしまうほどの美しいポピーの笑顔…
だが此処にいる者は知っている…
この笑顔の先には、厄介事がひしめき合っている事に…

「先ずオジロンはそのまま国務大臣を続けてもらいます。なので実質グランバニアの政務はオジロンにこなしてもらうのよ!そして私は王位に就けない…だから臨時の宰相として王のサポートに就きます」
「さ、宰相!?しかし…」
「大丈夫、雇われ宰相だから!それに文句を言うヤツは、陛下のカリスマを利用して押さえ込むから?」
小悪魔の笑顔…いや、大魔王の微笑みと言って良いだろう…
ポピーはこの状況を最大限に楽しもうとしている。
「で………誰を国王代理に………?」
「決まっているでしょう…リュカ陛下のカリスマ性を、最も多く受け継いだ人物よ!」

ポピーの言葉を聞き終えると、オジロン・マーサ共にリュリュを見つめる。
「わ、私!?ム、ムリよ…ムリムリ!!だって…王様としての教育なんて受けてないもの!」
リュリュは大量に汗をかき、後ずさりながら拒絶する。
「リュリュ…お父さんも、王様としての教育なんて受けてないのよ。だから面倒な事は殆ど大臣等に丸投げ!それで良いのよ!」
ポピーはリュリュを抱き寄せて、優しく頭を撫で諭す。

「良く聞いて…貴族達が我が儘を
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