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ツバサ -DECADE CHRoNiCLE《ディケイドクロニクル》-
第2話:世界のハカイシャ
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体の怪人目掛けてドラグクローを突き出した。
ドラグクローの口部分から放たれた火炎放射が怪人達の周囲一帯を火の海へと変えていく。
高熱に苦しみ身動きが取れないシャークファンガイアとジラフオルフェノクへ対し、D龍騎は新しいライダーカードを取り出し、追い打ちをかける。

「次はこいつだ」

【KAMEN-RIDE…HIBIKI!】

新しいカードを装填した後、今度は紫の炎に身を包んでいく。
やがて炎が全身を覆いつくすと、勢いよく腕で振り払うと、そこには紫の筋骨隆々の肉体に赤い縁取りが特徴的なのっぺりとした仮面が特徴とした二本角の鬼の戦士の姿があった。
音撃の戦鬼・響鬼となったD響鬼は、強靭な身体能力で怪人達がいる炎へ突っ込んでいき、両拳で殴り掛かる。

「どりゃあああ!!」

「「がっ!?」」

「おいおい、まだまだ熱いバトルはこれからだぞ!」

【ATTACK-RIDE…ONIBI!】

蹴りや拳を入れた後に、D響鬼の口から炎・鬼火が放たれる。
噴き出した鬼火は二体を文字通り火達磨にしていく。
火炎地獄と化した周囲をD響鬼は抜け出すと、すぐさま新しいカードを装填、三度その姿を変えていく。

【KAMEN-RIDE…KIVA!】

ベルトを中心として波紋が響き渡り、全身を銀色が包み込む。
やがて銀色が砕け散ると、その中から蝙蝠の形を模した金色の複眼に漆黒の痩躯と真紅の鎧に身にまとった姿が現れる。
次は吸血鬼の王・キバとなったDキバは次なるカードをドライバー差し込む。

「トドメと行こうか」

【FINAL-ATTCAK-RIDE…KI-KI-KI-KIVA!】

Dキバの右足に拘束された拘束具・ヘルズゲート
が展開し、真紅の姿を現す。
そして右足を大きく振り上げ、そのまま左足で地面を蹴り上げて空高く跳躍。
そこから昼間に浮かぶ満月を背に、二体の怪人目掛けて急降下していく。

「ハァァァァ……ハァ!!」

『『があああああああ!!!?』』

怪人二体を纏めて必殺の蹴りを叩き込むDキバ。
キバの必殺技『ダークネスムーンブレイク』が炸裂し、流れ込んでくるエネルギーと叩き込まれた一撃の威力に爆発。
爆炎の後にオルフェノク特有の灰になった身体と、ファンガイアの砕けた残骸を残して、元の姿になったディケイドが姿を現す。

「ま、こんなものか」

手を払いながら自身が倒した怪人達を見ながら、そうつぶやくディケイド。
それを見ていた小狼は、驚きと感心の表情をしていた。

「スゴイ、あの怪物達を一瞬で」

「すっごーい!仮面ライダーって強いんだね!」

「仮面……ライダー?」

小狼の肩に乗っていたモコナがはしゃぎながらディケイドを見てそう言った。
聞きなれない単語に
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