SAO編ーアインクラッド編ー
05.圏内事件
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級の刀匠ではねぇ。それに武器自体も変わったことはねぇ」
「でも、手がかりにはなるはずよ」
「一様、固有名も教えてくれ」
「《ギルティー・ソーン》となっているな。罪の茨ってところか」
エギルが武器をキリトに渡す。
「罪の......茨.......」
ギルティー・ソーンをキリトがじっと見る。よし、そして何か思いついたように刃先を自分に向ける。
「待ちなさい!!」
自分の手を突き刺そうとするキリトをアスナが止める。
「なんだよ」
「なんだよじゃないでしょ!?バカなの!?その武器で実際に死んだ人がいるのよ!?」
「でも、試してみないとわからないだろ」
「そういう無茶はやめなさい!?」
キリトから槍を奪い、エギルに渡す。
「この武器はエギルさんが預かっててください」
乱暴にアスナはエギルに武器をわたす。
翌日にヨルコさんから詳しい話を聞いた。
ヨルコさんの入ってたギルド、《黄金リンゴ》内でいざこざがあったらしい。何でも、たまたま倒したモンスターが敏捷力をあげる指輪を落としたらしく、その指輪をギルドで使うか売却して分配するかで意見が別れた。結果は5対3で売却でした。そして、ギルドのリーダーのグリセルダが売却しにいったあと帰って来なくなったそうだ。グリセルダは死んでいたそうだ。死んだ理由は不明。そして、グリムロックがグリセルダの旦那だったことを聞いた。
そして、俺たちは指輪の売却に反対したヨルコさん、カインズとあと1人の元へ向かった。
《聖竜連合》のディフェンス隊のリーダー、シュミットの元へ。
「グリムロックの武器でカインズが死んだというのは本当か」
「.......本当よ」
ヨルコさんがゆっくり頷く。シュミットが青ざめた顔をする。
「何で今更カインズが殺されるんだ!あいつが.......あいつが指輪を奪ったのか!?グリセルダを殺したのはあいつだったのか。グリムロックは売却に反対した全員を殺す気なのか。俺やお前も狙われているのか」
「グリムロックさんに作ってもらった他のメンバーの仕業かもしれないし.......もしかしたらグリセルダさん自身の復讐かもしれないし」
「えっ!」
「だって、圏内で人を殺すなんてこと幽霊でもない限りは不可能だわ」
シュミットが再び青ざめる。
「私、夕べ寝ないで考えた」
ヨルコさんが立ち上がる。
「結局のところグリセルダさんを殺したのはメンバー全員でもあるのよ!!」
急にヨルコさんが声をあげる。
「あの指輪がドロップした時、投票なんかしないでグリセルダさんの指示に従えば良かったんだわ!!」
俺たちが見てきたヨルコさんからは考えられない声で彼
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