スーパーロボット大戦OGs
0032話
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ランという計画も進められている」
「そうですか。ならボーダーラインがもっと高くなるという事ですね」
「ああ、だから……そうだな。もっと他の機体にないコンセプトの機体を考えてみるのはどうだ?」
「時流エンジンだけじゃ駄目なんですか?」
横から口を挟んできたのはラウル。やはり自分達で作る機体だけに気になるのだろう。
「そうだな、確かに時流エンジンは大きい長所の1つだ。しかし、同時に一定以上のエネルギーを生み出す事は出来ないだろう?」
「うん、確かにそういう話をミズホから聞いた事があるな」
「例えば、だ。俺の機体はサンプル用にモントーヤ博士からもらった大型の時流エンジンを使っているんだが、世代的に古い時流エンジンだから他の動力源よりもサイズが大きいんだ。つまり、俺が使っているアシュセイヴァーに積む事は出来なかった。これを解決したのがさっき話に出てきたレモンで、時流エンジンを外付けにした」
外付けという単語が聞こえたのか、ミズホとフィオナも話に入ってくる。
「外付けですか? でもそれじゃあ危ないんじゃ?」
「そうだな。普通ならそう考える。だが、レモンは逆に考えたんだ」
「逆、ですか?」
「つまり、外付けにして危険なら、外付けにした時流エンジンに装甲を纏わせるという風にな。ついでにという事で、追加ブースターやらビームガトリング砲やリニアレールガンやらの追加武器も纏めて追加統合兵装を作り出した」
「凄い」
感心するミズホと、それに同意するラージとラウル。フィオナは何故かまた苦々しげな表情をしている。
「つまりレモンは外付けという危険な手段を取りながらも、最終的には機体をより強力に仕上げる事に成功した訳だ。まぁ、この例はあくまでもコンセプトの1つだからこれに拘る必要は無いが、お前達独自の発想というのは大事なものだと言うのを忘れないでくれ」
俺のその言葉を聞き、ラージとミズホは考え込む。
自分達の開発する機体の事を考えているのは明白だ。
こうして見る限りではミズホもレスキューマシンを諦めた訳じゃないだろうが、今はエクサランスの開発に専念してくれるだろう。
「なぁ、ラージ、ミズホちょっといいか? 今のアクセルさんの話を聞いててちょっと思いついた事があるんだけど」
何か考えついたのか、ラウルがラージとミズホの2人に声を掛ける。
「何かいいアイディアでも思いついたんですか?」
「えっと、アクセルさんの機体は時流エンジンを外付けにした理由はそっちに送られた時流エンジンが旧型で大きかったからなんですよね?」
「そうだな。ただ、旧型ではあるが1度に出せるエネルギー量と安定性に関してはモントーヤ博士が研究していた小型のものよりも上だったようだが」
「つまり、元々機体で使ってた動力源と時流
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