スーパーロボット大戦OGs
0032話
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ミズホに確認した事を考えれば兵器関係。だが、この短期間で何らかの実物が出来ているとも思えない以上、設計図が妥当だろうか。
部屋に戻ってきたラージは、1枚のデータディスクを持っていた。
「アクセルさん、これを見てもらえますか?」
部屋にあるコンピュータにデータディスクを入れてモニタに表示させる。
やはりそこにあったのは何らかの機体の設計図だった。ただし、俺の知っているエクサランスの姿ではない。どちらかと言うと、ゲシュペンストを簡単にしたような感じ? ガンダムの量産型であるジムみたいな感じか。
「これは?」
「一応、僕達で設計してみた時流エンジン搭載機の設計図です。ただ、見てもらえば分かる通りアクセルさんからもらった量産型ゲシュペンストのさらに量産型といった感じになってしまっています」
量産型のさらに量産型ってのもある意味凄いな。
だが、もちろんヴィンデルはこれを成果物としては認めないだろう。
もしかして、気を回して量産型ゲシュペンストMk-Uの設計図を持ってきたのが原因か?
本来、4人で相談しながらエクサランスを作っていく所に、既に設計図があったからそれを基に考えたらこうなった?
「さすがにこれはヴィンデルも却下するだろう。レモンなんかは面白がって欲しがるかもしれないが」
俺の漏らした名前に反応したのはフィオナだった。
「アクセルさん、ヴィンデルとレモンって?」
「あぁ、言ってなかったか。ヴィンデルが俺の上司だ。時流エンジンの研究資金を援助するように上と掛け合ってくれたのもこいつだな。レモンは俺たちの部隊の技術班のトップだ。何と言うか、興味のある事に対しては天才的な能力を持っている」
「ふぅ、ん。ヴィンデルって人は名前からいって男の人だろうけど、レモンさんって人も男の人?」
「いや、女だ。年齢は俺とそう変わらないな。と言うか、ヴィンデルも俺とそう年齢は違わない」
ん? なにやらフィオナが複雑そうな表情になっている。ミズホやラージが科学者や技術者として対抗心を持つなら分かるんだが、テストパイロット予定のフィオナが何で対抗心を持つんだ?
っと、とにかく話を纏めないとな。
「とにかく、この設計図の機体じゃ駄目だ。ただでさえ、現在は次期主力機のトライアルが行われている。この意味が分かるな?」
「量産型ゲシュペンストMk-Uのスペック以上の性能が最低ラインになるという事ですか?」
さすがにラージは話を理解するのが早い。
のんびりしているように見えるミズホもいつもなら理解が早い筈なのだが、今は何故かフィオナと一緒になってこそこそと何かを相談している。
「ああ。ただラージ達に取っては悪い事に、その量産型ゲシュペンストMk-Uを強化・改修する為のハロウィン・プ
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