暁 〜小説投稿サイト〜
とある蝉様(絆10)とのカルデア物語
第二十四話『マシュマシュマシュマシュッ!』
[1/2]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
「えっと.......マシュー、何か用事?」

「何か用事がないとセンパイの近くにいては駄目なのですか?センパイはワガママで鈍感で身勝手なクソだめ男ですね。はぁ、私がいなければ何も出来ないセンパイはセンパイ失格ですよ?ですが、安心してください。そのためにマシュー・キリエライトと言う存在が存在しているのですから。センパイが望むことならなんでも致しましょう。掃除洗濯料理、はたまた下の世話まで全てです。不本意でしょうがマシューは駄目なセンパイを正すために存在しているデミサーヴァント。なんでもお申しつけください?なんでもセンパイが望むことならしてあげますよ?あは、そうだ!センパイ、アーラシュさんとキュルケーさんの前で魔力供給の練習なんてのはどうですか?初めてではありますがセンパイの為に誠心誠意一杯に頑張らせて頂きます。でもセンパイも初めてですよね。だってセンパイが経験者な訳ないじゃないですか、ふふ。そのためにマシュー・キリエライトが生まれたのです。だからよそ見ばかりしていたらだめですよ、センパイ。隣に居ていいのは_________私だけなんです。おわかり頂けましたか、センパイ?」

お、おう..........アーラシュとキュルケーなんて絶句してますもん。

「マシューさんや、一体全体どうしてしまったんだい?」

「平行世界のマスター、藤丸立夏さんの記録(アニメ、バビロニア)を拝見しました。あぁ、あれが本来あるべき形の冒険なんだと私は悟ってしまったのです。12の砲から発せられる対国宝具並の火力。そして無限とも言える竜の波の咆哮、そして隕石と同等のまさに対星宝具といっても良い程の火力を持つ南米の主神。センパイって藤丸さんと違って冬木以外では修羅場になってませんよね?」


ギクリ.......いや、でも魔術王戦も危うかった気がするけどなぁ。空中庭園入れなくてマシューと二人での攻略だったし。魔神柱の軍勢だって誰一人として駆けつけてくれなかったから空中庭園一基で大立ち回りした気がするし。そこそこ修羅場はあったと思います、はい。


「まぁ何が最終的に言いたいかと言うとですね、センパイ。物語のヒロインは常に後輩である私であると思うのですよ。サーヴァントは所詮は過去の幻想。しかしこの身は先輩に捧げる事のできるこの時代の身体。だとすればヒロインは自ずと私になるという事です。先輩はバカですから直ぐに英霊達にデレデレと情けない顔を晒すのでしょう。ですが許します。どうせ最期には私の『もの』になるのですから。精々『今』を楽しんで下さいね、せ・ん・ぱ・い♪」

怖い.......マシュ、怖いよ!なんか最近いきなり隣にいると思ったら毒をはいてくるし、にも関わらずにこにこしてるしで何かがおかしいと思ってたらマシューさん、俺に対して歪んだ愛情をお持ちのようです。
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ