第二十三話『母はやはり正義』
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「アビゲイル、いけない子です。」
アビゲイルを見下す様に見下げる雷光さん。その反対にアビゲイルはジト目で雷光を見上げる。
「妊娠もしたこと無い年増が母親ぶるのは角違いではなくて、おばさん♪」
「まぁ、酷い........どうやら教育が必要なようですね、糞餓鬼」
やばい、この雰囲気.........『塵芥となるがいい!』と『らいぞぉむっ!』しそう。
「ま、まぁまぁ!落ち着いて、二人とも!そ、そうだ3人でおままごとでもし「「マスターは黙ってて(なさい)!!」」はい」
よし........見なかったことにして部屋を出よう。うん、そうしよう!まぁその後、部屋とその周囲の部屋共々に塵芥となったのは言うまでもない。
「よぉマスター。あの頭の可笑しい、あー、ユニークなお嬢ちゃん達と一緒じゃないなんて珍しいな。」
「ふふ、僕のキュケオーンを食べに来たのだろう?そら、お食べー♪」
アーラシュとキュルケーがカフェテリアエリアにいたので立ち寄る。この二人は正直に言うと癒やしだ。
「はい、あーん」ぱくり
キュケオーンおいし...........なんか塩気が足りないなぁ。
「はぁ君とアーラシュだけだよ、僕のキュケオーンを食べてくれるのは、とほほ」
項垂れながら言うキュルケーさん。まぁただのお粥だしなぁ。て言うか豚にかえるお粥だし。ちなみに絆値は4.7。
「まぁマシューとの契約もあるけど、セミ様のおかげで毒耐性はほぼほぼ完璧だからね。」
空中庭園内ではセミラミスの特性を付与されているらしく、どのような毒も身体に害をなさなくなる。
「ピグレットぉお!」
と言われてもなれないものはなれないのだ。
「はは、俺も一応頑丈に出来ているからな!」
アーラシュもスキルで耐性を得てる為、ピグレットにはならない。ちなみに絆値は4.5である。
「センパイ、こんなところであぶらうってていいんですか?」
「うわぁ!?びっくりしたぁ」
い、いつの間に隣に座ってたんだ、この後輩?
「センパイ言いましたよね?私はいつだってセンパイの横にいますって。」
アーラシュとキュルケーに視線を送ると顔を横に振っていた。英霊二人の感知をすり抜けて何食わぬ顔で座っていたのか、この後輩は。怖いを通り越して逆に関心してしまうわ。
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