第二十一話『ヴリトラちゃんとコアトルさんはセミ様をライバルから外したい』
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「きっひっひ、貴様の感情など知らんわ!それ即ちマスターを鞍替えしたアバズレと言う事じゃないんかえ?」
ヴリトラちゃんのストレートな直球にセミラミスは憤怒とした表情を見せる。そしてそれに付け加えるようにコアトルさんも霊体化を解き、話へと混ざり始めた。
「ソウデース!マスターが可愛そうでーす!私が優しくマスターをムーチョ♪ムーチョ♪してあげますから、毒虫さんは元マスターさんのところにでも行ってxxxしてればオッケーデス♪」
セミラミスはわなわなと震えだし、とうとうブチ切れた。
「黙っていれば貴様達はッ!!負け犬ほど良く吠えると言うがまさにその通りでであったな、負け犬ぅ!!!」
「「負け犬ぅ!?」」
とこのよのうに3人が集えば喧嘩が止まないのだが、自由時間などはよく3人でつるんでいるのは目にする。
(喧嘩するほど仲がいいとまでは言いきれないが.....)
実は仲はそれほど悪くはないらしい。
「マスターの前で喧嘩はやめてぇーー!!」にゅるる
突如として異界から現れた触手群が3人を拘束する。
「あ、アビーちゃん!」
アビーちゃんが部屋から出てくるなんて珍しい。
「もぅ!マスターったらダメよ、こんな人達ほっといてあっちに行きましょう?」
「あ、うん。」
「ちょ、わえの拘束を解かぬかぁー!」「アビゲイル、ハナシテくださーい!」「小娘、この仮は高くつくぞッ!」
にゅるにゅるにめっちゃ振り回されてる3人を背にアビゲイルに連れられ彼女の部屋へと向かう。
「アビーちゃん、もう大丈夫?」
「大丈夫?何を言っているのかしら、マスター。私はいつだって大丈夫よ。私は私だもの。マスター『だけ』のサーヴァント、アビゲイルよ♪」
ん.........なんだかアビーちゃんの様子がおかしいな。
「えへへ、マスターにはアビーの部屋を見せるのは初めてね。なんだか恥ずかしいわ」
アビゲイルは恥ずかしそうにそう言うと扉のドアへと手をかける。
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