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SHUFFLE! ~The bonds of eternity~
第一章 〜再会と出会い〜
その五
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「あはは……」
ちなみにこの間、プリムラはただ黙々とつまみを口に運んでいた。
* * * * * *
しばらくして、柳哉が楓達の方へ来た。三人の相手を稟に任せてきたようだ。押し付けた、とも言うが。
「どーも」
「あ、柳ちゃん。あっちはもういいの?」
「ああ、近況の報告とかは済ませたし、それにまだあまり話もしてないしな」
そう言ってシア・ネリネ・プリムラを順に見る。たしかに自己紹介の時以来、三人とはほとんど話していない。
「というかプリムラ……はともかく、シアとネリネはあんまり驚いてなかったな。俺のこと」
「実は今朝、登校中に稟君と夢の話をしていた時に……」
「うん、教えてもらった」
「でもまさかその日のうちに、とは思いませんでしたけど」
楓の言葉を引き継ぐシアとネリネ。
「夢って俺を仲間はずれにして見たっていうやつか?」
不満げなふりをして言う。
「あはは、別に仲間はずれにしたわけじゃないんだけどね」
「ま、いいけどさ」
「ところで柳君は学校はどうするんですか?」
楓が訊ねる。
「ああ、それも話そうと思ってな」
と、グラスの中身を飲み干しながら言った。
「新学期からはバーベナ学園の高等部二年に編入するから」
「そうなんですか」
「一緒のクラスになれるといいね」
そう言った二人だが、
「まあ、あのお二方がこれを知った以上、別のクラスになることはまずないだろうけど」
稟を交えて騒ぐ親馬鹿どもを横目にしながらの柳哉の台詞に苦笑いを浮かべた。額に汗が浮いていたのはきっと気のせいではないだろう。
どうやらこの短時間で既に神王・魔王の性格をある程度把握したようだった。
「そういえば柳ちゃん」
「何だ?」
「うん、妹さんはどうするのかなーって」
「ああ、そうだ。
菫
(
すみれ
)
はストレリチアの中等部三年に編入するから面倒みてやってくれるか? 高等部と中等部じゃちょっと難しいかもしれんが」
「あ、そうなんだ」
「妹さんがいらっしゃるんですか?」
ネリネが聞く。
「ああ、菫って言うんだ。よかったら仲良くしてやってくれ」
「菫ちゃんに会うのも楽しみですね」
「写真とかないの?」
「ああ、見るか?」
「うん、見たい見たい!」
そう言うシアに柳哉は携帯電話の写真機能で撮った画像を見せる。
「わー可愛い」
「あ、見せて見せて」
「本当に可愛いですね」
シア・ネリネ・桜が群がる。楓はこっくりこっくりと船を漕いでいたプリムラに膝枕をしているた
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